人間の心理

心理学から紐解く人の心理

「心のままにと気持ちのままにの違い」

<全然違う2つの意味>

心のままに生きる」と「気持ちのままに生きる」は全然違う?

心のままに生きようと行動を起こす人がいる時、実はこういう人達というのは、大きく2つに分かれるのだそうだ。

ひとつは、本当に心のままに生きる人。

そういう人たちは、本当に素敵な生き方に変わっていくそうだ。

そして、もうひとつの人は、ステキとは言えない様なな生き方に変わっていくことが多いという。

どう生きているのかというと、本人は心のままに、と本人は思っていても実は違っていて、それは、自分の気持ちのままに生きているのだ。

一見、同じ様なものだと感じるが、実は大きく違うものだという。

心のままにとは>

心のままにとは、頭で考える事を主体に置かず、自分自身の本心、魂レベルで求めることを受け止め、その通りに生きる事。

これは、今までその様に生きていなかった人が、その様に生きる事は、実はなかなか難しい。

つまり、慣れ親しんだ生活パターンや環境から離れる事になり、人間というものは、そういう除隊になると、恐れを感じる様に出来ているのだ。

その恐れは、色々な気持ちを生み出し、心の望む事をしたくない、やりたくない、という気持や、恐れから目を背けるために、心が望んでもいない事をやりたい気持ちになったりする事がよくあるという。

また、恐れから来る気持ちというのは、自己防衛の本能も刺激されることによって、他人に対して攻撃的な気持ちが生まれたりする事もあるのだ。

その様な人が、気持ちのままに生きると、人を否定したり、裁くということをガッツリやってしまう。

そう、だから、心のままに生きる事と、気持ちのままに生きる事は違う。

<本当の意味でどうすべきか>

ならば、本当の意味で、心のままに生きる為にはどうしたらいいのか。

一番重要な事は、何らかの気持ちが沸き起こったら、その気持ちを一旦受け止める事ではないか、

その気持ちのままにいきなり行動せず、まずは一度、この沸き起こった気持ちをしっかりと受け止め、その上で、その気持ちがどうして沸き起こったのかを見つめてみる。

何故そんな気持ちが湧いてきたのか、理由は様々。

多くの場合、過去の自分の体験から生まれた反応である事が多く、何故自分がこんな反応をしたのか、過去を遡って見つめてみると答えが見えてくる事がある。

沸き起こった気持ち=感情は、心のままが現れているわけではない。

その沸き起こった気持ちの向こう側に、本当に心から望むことが隠れているという。

<まとめ>

気持ちの乱れのままに生きず、本当に自分が心から望むものを見つめ、それにしたがって生きて行ければ嬉しい限りだ。

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「心のままにというフレーズ」

心のままに生きる>

心のままに生きるとは?

良く耳にするフレーズ「心のままに」がある。

心のままに生きるとは、自分の直感・感情のままに生きる事ではないだろうか。

普段の自分の生活の中を振り返ると、どうも頭で生きてから感がある。

例えば、自分は周りからどう見られているか?

これを頭で考えながら生きていると感じる。

<頭で生きているとは>

どんな自分に見られているか?

自分に対してどんな印象を持っているのか?

自分は周りから見て評価されるのだろうか?

といった事を考えている時というのは、心のままではなく、頭で生きている。

頭で考えて生きる事や判断する事は、生活・仕事・学校生活などの上で大事なことだし、国・仕事・学校のルールに従った上で、守られたルールの上で生きてい行かねばなければならないのだ。

<大切なのは>

でも自分が幸せに生きるという観点から見た時に、心のままに生きる事、直感と感情に従って生きる事がとても大切な事だと考える。

<心で人生を創って行く>

頭で人生を創ったその先は、良い評価を周囲から貰える行動をとったとして、良い評価を貰ったり、又、怒られないように行動をしたから尖らない控えめな行動をする事で怒られなかったりする。

だが、心で感じる幸せを味わって生きる日々とは、そういうものではない。

自分らしく心に従って生きたかによるだろう。

<まとめ>

頭で生きること、周りを気にして生きることを手放し、自分の心に従って生きて行きたいものだ。

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「冬季うつ病」

<冬季うつ病とは>

冬季うつ病は、季節とともに症状が出たり消えたりする、つまり「季節性感情障害」を伴う、うつ病

秋の終わり、または冬のはじめに発症し、春と夏の間に消失する場合に冬季うつ病と呼ばれる。

1984年に精神科医のローゼンタールらにより「冬季うつ病」として初めて報告されている。

病気の発症時期として季節性があるのがポイントで、明らかな心理的原因となる出来事が無く、少なくとも2年間冬季に症状が出ていることが診断の条件。

冬季うつ病の主な症状には、次の様な特徴がある。

*気持ちが落ち込む。
*今まで楽しんできたことが楽しめない。
*ぐったりして疲れやすい。
*活動量が低下。
*眠気が強く睡眠時間が長くなる。
*甘いものが欲しくなる。

もしかして冬季うつ病?という場合、寝ても寝ても眠い、甘いものを欲するというのが通常のうつ病との違いだという。

あるシステムエンジニア(SE)のSさんは、2年前の11月頃から出勤しようとするとめまいがするようになり、頭痛や吐き気も感じる。

そして週末は15~16時間も眠り続けてベッドから起き上がれず、友人から誘われても出かけるのがおっくうで断ることが増え、食べても食べても満たされず、家の中に食べるものが無ければ、夜中にコンビニに駆け込むことも。

出勤できない日も多くなり、仕事で大きなストレスを感じているわけではなく、会社には行きたい。

上司のすすめで精神科を受診したところ、冬季うつ病と診断されたという。

寒さが厳しくなってくるこの時季、気分が落ち込む、疲れやすい、十分寝ているのにまだ眠い、甘いものを無性に食べたくなる、人と会うのがおっくう、といった症状に悩まされていた場合、もしかしたら「冬季うつ病」かもしれないのだ。

<通常のうつ病との違い>

専門家によれば、冬季うつ病と通常のうつ病との違いは「過眠と過食」だという。

気分の落ち込みなど、うつ病の主な症状にはほぼ違いはないが、違いが出やすいのは食事と睡眠だそうだ。通常のうつ病は、不眠や食欲の低下などが現れやすいが、冬季うつ病では逆に寝過ぎや食べ過ぎになるのが特徴的だという。

一度発症すると毎年繰り返しやすいのが特徴で、少し厄介な傾向がある。

発症率は20~40代の女性に多いという。

<主な原因>

考えられているのが、日照不足だ。

うつ症状は脳内物質の一つであるセロトニンが不足すると、出現しやすくなり、セロトニンは、日光を浴びると分泌されやすくなるので、日照時間が短い冬にうつ症状が現れやすくなる。

つまり、冬季うつは、高緯度地域すなわち北国に多いとされている。

しかし低緯度地域(南国)でも天候が不安定になりやすい場所では発症率が高くなる。

また、日本で実施された調査でも、秋田市や札幌市など日照時間が短い地域ほど、冬季うつ病になる危険性が高い人の割合が多いことが報告されている。

そして、女性は男性の4倍も冬季うつ病にかかりやすいと言われ、特に20~40代の女性に多いという報告があり、注意が必要だという。

思春期や出産前後、更年期、老年期など、女性ホルモンのバランスが崩れやすく、心が不安定になりやすいライフステージにいる人は、気をつけたほうが良いと専門医は見解している。

<コロナ禍の影響>

コロナ禍の生活習慣の影響で、冬季うつのような症状を訴える人が増え、高校生や大学生からの相談も多くなっているという。

リモートワークやオンライン授業が普及したことで室内での作業が続き、太陽に当たる機会がさらに減少していることが影響している可能性がある。

 

<照明を明るくするだけでも予防策に>

冬季うつの前段階または、可能性がある場合、日常生活ではどのような点に気をつければいいのか。

(1)太陽の光を浴びる
日照時間の短い時期は出来るだけ屋外に出て、日光に当たる。

それが難しい場合は、自宅や仕事場の照明を明るいものに取り換えることも予防策になる。

(2)トリプトファンを含む食材を意識する
過食は、セロトニン不足を補おうとする行為だと考えられる為、セロトニンの生成を促すトリプトファンを含む食材を意識することが重要。

トリプトファンを含む食材→肉類、魚介類(ブリ、イワシなど)、豆腐、のり、バナナ、牛乳、チーズなど。

トリプトファンの吸収を助ける食材→ビタミンB6(マグロ、ニンニク、鮭、ゴマ、抹茶など)やビタミンB12(青魚、カツオ節、イカ、レバーなど)。

うつ症状が軽快すれば過食もおさまるので、無理に抑制したり、自己嫌悪感を持ったりする必要なし。

(3)ウォーキングなどの運動をする
気分が落ち込んでいたり、イライラに悩まされていたりする時、ウォーキングなどの運動が効果的。

活発な運動によって、気持ちをコントロールする神経伝達物質の一つ「ドーパミン」が分泌される。

日光のもとで早歩きすると、さらに効果的。

(4)自分の感情を話せる人を見つけておく
一人で悩まず、気持ちを誰かに話してみることが大切、自分の気持ちを話せる相手がいなくても、誰かとおしゃべりするだけでも効果的。

(5)睡眠スケジュールを安定させる
冬季うつ病の発生には「体内時計」の乱れも深く関係していると言われており、日照時間は体内時計を調整する作用がある為、日照時間が短くなる冬は、時差ぼけのような状態に近くなる。

(1)から(4)を意識した生活を送っても、睡眠スケジュールが不規則な生活だと何もかもが乱れてしまう。

就寝時間と起床時間は決めて睡眠スケジュールを安定させたい。

そして、この様な対策をしても症状が改善しない場合や日常生活に大きな支障がある場合、治療が必要となる。

<治療>

治療は、通常のうつ病と同様に選択的セロトニン再取り込み阻害薬SSRI)や、セロトニンノルアドレナリン再取り込み阻害薬(SNRI)といった抗うつ薬が中心となる。

又、冬季うつ病患者の6~7割に効果があると言われているのが高照度光療法。

毎日特定の時間帯に数千~1万ルクスの強い人工光を1時間程度浴びる治療で、冬季の日照不足を補う。

他に、ネガティブな考えをポジティブな考えに置き換える認知行動療法も再発予防に効果があるという報告がある。

<まとめ>

冬季うつ病は、季節性とはいえ、長引くと1年の半分近くは調子が悪い状態が続き、睡眠が乱れたり、体重が増えたりするほか、仕事ではコミュニケーションが上手くいかず、生産性が落ちるなど生きづらさを感じるという。

寒くなってから気分が上がらない、寝ても寝ても眠いといった症状が2週間以上続くようであれば、精神科や心療内科への受診を検討してみるべきだ。

「トナラー達の心理」

<トナラーとは>

10人に1人がそうだと言われている、トナラー達の意外な心理。

ガラ空きなのに何故か隣に座る人。

電車でカフェで、周囲がガラ空きにも関わらず、敢えて隣に来る人々、隣に座る人を「トナラー」と呼ぶ。

元々は、ガラガラの駐車場で隣に停める人を指した言葉だそうだ。

<何故か隣に>

例えば平日の昼下がり、ローカル電車の席は十分に空いており、7席横並びのシートには1人客とカップルが1組、両端に座り、真ん中4席が空いている、向かいの7人掛けも、同じ車両の他のシートも似たような状況。

途中の駅で、顔を扇子であおぎながら乗ってきた体格のいい中年男性が躊躇なく1人客の隣に腰掛ける、驚いた1人客は否応なしに姿勢を正し、少し肩をすぼめて座り直す。

確かに何処に座ろうと人の自由、ただ、空いてる席は多くあり、両隣に誰もいない席を選ぶ事もでき、何故そうなる?とモヤモヤが募ってしまう。

<10人に1人が概念希薄>

この様な経験を持つ人は多く、他にも、2人席が並んだ新幹線で「隣、あいてますか」と声をかけられ、2席とも空いてる席はあったのに、反射的に頷いてしまったり、空いているカフェで一番奥の2人掛けテーブル席に座っていたら、店員さんが「お好きな席へ」と案内しても次に来た人が何故か隣に座ったりなどというケースがある。

トナラーの中にはセクハラまがいの不届き者もいるが、そうとは思えないケースも少なくない。

<隣に座る心理>

何故、隣に座るのか。

パーソナルスペースの観点からだと、そもそも、隣に座られると人はおよそ不快感を覚える。

真っ先に来る理由は、自分が快適に過ごすための空間が侵されたと感じるから。

パーソナルスペースの広さは環境や状況で変化し、ガラガラの電車内や空いているカフェでは自分のテリトリーと認識する範囲が広くなる。

隣に座られても満員電車のような密着は無くても満員電車以上に不快に感じるのも自然。

無頓着な人は、このパーソナルスペースを侵したり、侵されても平気でいられる。

認知の特性でそうした概念の希薄な人が、10人に1人で、彼らは何の悪気もなく、自身のこだわりで席を選んでいるという。

こうした行為が「トナラー」と認識される。

20代の会社員男性は過去、電車で何げなく座ったところ、隣の人が不服そうな顔をして移動していくことが何度かあったり、飲食店では「なぜ隣に?」と苦言を呈された事もあるそうだ。

又、悪気も何も無く、電車ならここ、バスならここ、よく行くカフェならここ、と気に入っている席があるケースもあり、空いていれば周りの状況に関わらずそこに座りたい、埋まっていても空いたら移動出来る様に近くに座りたい、車両全体がどのくらい空いているかより、座りたい席の周辺に意識が向いてる場合もある。

<近くにいる安心感>

強弱の差はあるものの、こうした「こだわり」を持つ人も多いのかもしれない。

コロナ禍によって、トナラーが増えた可能性もある。

コロナ禍初期は、社会全体に強い不安感情があり、2年半たった今もリモートワークが続くなど、人との関わりが減っているのも確か。

不安感が強いほど、誰かの近くに居るこ事で安心感を得ようとする心理も働くのではないか。

<まとめ>

トナラーの多くには、悪気も、特別な意図もないのかもしれない。

ルール違反では無いので難しい所もあるが、大切な事は、パーソナルスペースを侵されると多くの人は不快感を覚えるのだと社会の共通認識にする事。

確かに相互理解も大切で、他人のパーソナルスペースを意識しない人がいると言う事も理解する必要はあるが、無駄な不快感を生まない為にも、空いてる場所は有効に使いたいものだ。

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「音楽で豊かな心を」

<ジャズを通して豊かな心を育む>

幼稚園でプロのジャズバンドに演奏してもらう。

先日、群馬県前橋市にある、某幼稚園でプロのジャズバンドによるライブが開かれ、園児たちが歌と踊りを楽しんだそうだ。

このジャズライブは、某幼稚園が毎年開催ししているらしく、音楽と歌を通し園児たちの豊かな感性を育もうと取り組んでいるのだそうだ。

その日は、都内を中心に活動するジャズバンド「ピーチドロップス」と、ヴォーカリストのhikariさんら4人が園児ら130人を前に演奏を披露し、ライブでは小中学生の音楽ユニットの楽曲「パプリカ」やジャズ風にアレンジされた「猫ふんじゃった」など園児たちに馴染み深い曲を中心に全部で7曲が演奏されたという。

そして、群馬テレビで放送している「ポチっとくん体操」も演奏され、曲に合わせ元気いっぱいに踊り、子供達はプロによる約30分間のコンサートを楽しんでいたそうだ。

<ストレスに心理学からアプローチ>

心を軽くするジャズ、そしてそれに加え絵本などを使ったストレス軽減法もある。

ストレスにはジャズと絵本?

老若男女に効く、一方的に話す読み聞かせとは違い、絵本を読み、聞き、そしてコミュニケーションを行い、調整機能が働く、読み合わせという方法もあるのだとか。

つまり、視覚と聴覚をどちらも使うことで、右脳と左脳が両方活性化するから良いという。

<科学的根拠は>

さまざまな実験器具を使って、読み合わせをしている人たちの反応を見てみると、読み合わせをする前と後で、体温を色で表示するサーモグラフィーの結果が、体温上昇、心拍数は低下。

つまり、副交感神経が優位になっている。

どちらも、読み合わせによりストレスが軽減し、リラックス効果がもたらされた事が判明している。

<習うならジャズダンス>

将来を見据えているなら、習うのはジャズダンス。ミュージカルやテーマパークで踊られているダンスの多くがジャズダンスという。

ヒップホップよりも上品な動きで、女の子に人気

バレエの要素も取り入れた動きが多い。

<まとめ>

子供の感性を伸ばすには、一番は、子共達が楽しく歌やダンスを習えることだろう。

まずは、園児達にに歌って踊ってジャズやダンスの楽しさを見せて楽しんでもらう試みは素晴らしい取り組みだと感じる。

心豊かな人間に育ってほしいと願う。

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「ストレスと鬱病」

鬱病

人は悲しい事があれば、泣いたり落ち込んだりして気分は沈む。

やがてついには、やる気も無くなっていくものだ。

ところが、鬱病は普段感じる一時的な気分の落ち込みなどは関係ない。

動く気力さえ無いほどのつらく沈んだ気分、そして、今までの興味や喜びの喪失が、一日中あって、その状況が2週間以上続く状態が鬱病という。

これは、脳の働きに何かしらの問題が起きた状態であると考えられている。

気力で解決出来るものでは無い。

時には自傷行為も見られる危険な時さえある。

だから、医療機関でのカウンセリングや治療が必要な状態なのだ。 職場ではパワハラ、リストラ、人間関係、過重な職務などがうつ病の原因になることが多く、つらい出来事がきっかけで発症している。

<克服するには>

鬱病を克服するには、先ずは休養を取る事が療養の基本となる。

自宅療養であっても家族に理解できない者が一人でもいれば落ち着かない場合がある為、一時的に入院する事も想定しておく。

服薬は、自己判断で、元気になったからといってすぐに止めてはいけない。

薬を止めてしまう人も多く、せっかく病状が穏やかになってきたのに、止めてしまったせいで再発してしまう場合がある。

主治医の指示にしっかり従って、薬を減らしていくタイミングを守る事。

時間をかけてゆっくりと根気よく強い気持ちで治療に専念する事。

前兆があれば、少しでも症状が軽いうちに治療して元の明るい生活を取り戻す事。

鬱病は適切な医療を受ける事で治る。

必ず治ると信じることが大事。 職場などで、いつもと違うなと感じる人が居たら声かけをして、軽い話から入り思い詰めてないか、さり気なく聞いてみる。

<まとめ>

鬱病は、ストレスと戦いながら働いている人は誰にでもかかる可能性がある。

つまり、注意すべき病気だという事を常日頃から心得ておくべし。 

「心を磨くということ」




自己啓発の心得>
例えば…
自分を変えたい、今より良くなりたいと考えた時に
何故かわからないのに人から変わった目で見られるているなと、ある日、自分で気づくとする。
そういう時は、大抵、対応の仕方は決まっている。
シンプルに気にせず、普通なら○○なのにという様な事を周りに賛同させるという構図に対して、哲の心で挑発に乗らずに自分を貫く事だと。
とはいえ、自分に対し、しっかり自己啓発というものをしておく事が大事。
<心を磨く>
心を磨いて、やる気スイッチを入れるというスイッチを備えておく事こそ、人が何と言おうと人格を磨いてこそ人の役に立つのだと私は思う。
数学や英語を勉強する事は大切な事だと思うが、同じくらい社会に出ると、ひょっとするとそれ以上に人格的なものを求められると思う。
そこを教えてくれる、又は支えてくれるのが啓発という、道徳的な要素も含むジャンルだと私は思う。
人間性を失わない為に>
いくら、一生懸命勉強して日本のトップの大学を卒業して、自信を持って社会に出ても、やはり人間関係が全く上手くいかず退社するのはザラにある。
ある知人が、自分はエリートだと思ってたのに、自分のやってきた事は無駄だったと感じ、情けなくなったと言うのだ。
私は勉学はあまりしなかった部類だが、環境の中で人間として大切な事を教えて貰ってきた気がする。
そう、その人も気付いているのだと思う、やっぱり人間的な事を勉強するのはとても大切な事だと…
必ず役に立つのだから。
ただ、自分を悲観してはダメだと意見した、自分のやってきた事を無駄に感じる必要は無いと。
でも、その気付きが心を磨く始まりなんだと思う。
<まとめ>
自分にあった自己啓発法を実行して心を磨こう。
そうすれば自然とポジティブ思考になる。

「医師が警鐘を鳴らすコロナ後遺症」




<重力に逆らえないレベルの倦怠感が続く>
恐怖感で追い詰めらる様な心理。
コロナ後遺症、いわゆる、数か月たっても倦怠感が残る、体調が本調子に戻らない、頭にもやがかかったようなブレインフォグの状態が続く、咳が取れない、起き上がるのがしんどい、などの症状に終わりが見えない状態が無くならないという訴えが増えているそうで、医師又は漢方治療に長ける医師らは、コロナ後遺症は確定診断が難しく、治療法も見出しにくいため、医師も手探りの状態だと語る。
<手探りが続く>
市中にはコロナ後遺症難民がたくさんいるのに、治療法は手探りが続く。
ある乳がんに詳しい医師は、セカンドオピニオンを中心に幅広く不調の相談を受ける自費診療クリニックをご開設されているが、診療範囲でもコロナ後遺症が見られるという。
それは猛烈な倦怠感で、ブレインフォグと言われるもやのかかったような状態が続き、意思決定ができない、物忘れがひどいなど、社会生活に支障をきたす状態に陥るという具体例があるそうだ。
そのほか、咳が続く、月経異常、脱毛、嗅覚障害、頭痛などが挙げられる。
<予後大きな悩み>
医学的な視点から見れば、後遺症のうち、脱毛はいずれ生え、味覚や嗅覚の障害もいずれは治るものだという。
しかし、ブレインフォグなどメンタル系に出る症状は仕事や家事に深刻な影響を与えるうえ、予後もわかりにくいのが大きな悩みだそうだ。
多くは倦怠感を伴いますが、いっぽうで咳だけ、味覚や嗅覚の障害だけ、脱毛だけで、倦怠感がない人もいおり、そもそもコロナに感染した記憶がない人さえいる。
ステルス感染や、PCR陰性だった等の場合、そのまま時間が経てば抗体値も落ちる為、コロナ後遺症だけが出てくるというケースも否定出来ないという。
つまり、他に見落としている異常がないか検査してルールアウトを続け、最後にコロナ後遺症の診断となる、非常に厄介な病気なのだという。
<格段に増えた後遺症>
コロナ第7波以降、7月からは倦怠感を訴える人が格段に増えた様だ。
従来であれば、このように倦怠感が続くが検査を受けても異常は見つからない場合、代表的な病名は「うつ」更年期障害」の2つだが、そこにもう一つ「コロナ後遺症」が加わったというイメージか…
咳が続いて慢性気管支炎に移行する様な症状は、後遺症状として具体的診断となるが、経営者やフリーランスなど、休むことそのものが明らかに不都合な人たちからも後遺症の声が上がようになったという。
いわゆる怠け者などとは違い、単なる倦怠感ではないく、重力に逆らえないレベルの倦怠感が続く。
<実際の症例>
ある43歳の女性は、もともと更年期障害で継続的に受診していた患者さんで、2月に第6波に感染してから調子が戻らず、現在もまるで慢性疲労症候群のような事態に陥っているという。最初は「更年期障害が酷くなったんですかね」と本人が冗談にする余裕もあったが、後にあまりの辛さに「もう死んでしまいたい」と口にするところまで悪化したのだそうだ。
つまり、一番酷かった事例だろう。
主訴は重力に逆らえないレベルの倦怠感で、布団から起き上がれず、肩より上に手が上がれず、髪も洗えず、少しでも動くと疲れ果て、何日も動けない。
手に力が入らずペットボトルの蓋が開けられない、食べ物も飲み込めず、辛くて絶望するような症状。
最終的に、国立精神・神経医療研究センター病院 コロナ後遺症外来で、色々な検査で他の疾患がないことをルールアウトした上でコロナ後遺症と診断をつけられたそうだ。
<まとめ>
あらゆる症状が考えられる為、診断も治療も大変で、本当に厄介だ。
他に、月経異常でも、生理とコロナは、一見関係があまり無さそうだが、その様な症状もコロナ後遺症として考えられるという。
何故なら、神経・ホルモン・免疫はそれぞれ相互に緊密に影響しあっている為、コロナに罹患して免疫が下がれば一緒に神経やホルモンに異常が出てもまったく不思議は無いからだそうだ。
あらゆる症状が考えられるというのがコロナ後遺症の厄介な点であるという事が分かる。
【動画】コロナ後遺症 https://youtu.be/Df_YK0oYmbs

    

「注意されると黙り込む人」

<こんな人は対応にコツがいる>
よくある話で、注意すると黙り込む人がいるが、その様な人は、対応のコツがいる。
ズバリ、自分から気づくように仕向けるべし。
ストレートに「ここが違う」と注意してはダメ。
そうではなく、間違っている事を何となく匂わせるのが効果的。
注意を受けて黙り込むタイプの人には、自分から気付く様に仕向ける。
自分が失敗や良くない事に気が付けば、人に注意されたわけではないから機嫌を損ねる事は無い。
又、注意する場合は、きつい口調で言ったり、あるいは上から目線で言うべからず。
最悪なのは、「黙ったままで、何とか言えよ!」などとケンカ腰に言う事は全く逆効果。
相手はおとなしいタイプの人だから、意外に突然キレる、逆切れする事もあるだろう。
だから、注意より提案するように言う。
「ここは良かったんだけど、こうするともっと良くなるよ。」「こうしてくれたらみんなも助かるよ。」など。
そして、注意した後の大事な事は、すねていても機嫌を取ったり謝ったりしてはいけない。
周囲の人も「どうしたんだ?」「何かあったのか?」と必要以上に気を使う事も皆無。
それをやってしまうと相手は、何か嫌な事があるたびに黙り込みを繰り返し、味をしめてしまう。
身近にその相手がいても、干渉せずにしておく事が一番。
<ポイントは>
つまり、すねて黙ったままでは相手にされない事をその人が自覚して、自然と機嫌を直すようになって貰うのがポイント。
更に最終ポイントは、注意した事が改善された場合は、こちらから「有難う、君のお陰で仕事が上手くいったよ。」などと褒めることを忘れない。
人は褒められると悪い気はしない、だからこの時に褒める様にする。
この悪い気なしない流れを上手く使い、コミュニケーションを作る突破口にする。
<まとめ>
寡黙な人と話をする事も、凄く大切だから。
普段は耳を傾けて内容に関わらず否定をせずに「そうか君はそういう考えなのか」と受け止める様にするとやがて信頼関係が生まれるだろう。

「心の病を克服」

<見事に立ち直る>

悲願の生活保護打ち切り、心の病を克服できた居酒屋バイトのある女性の話。
その方は、柔軟なシフトが奏功し、鬱病を患いながらも安定した勤務ができるようになった。
関西在住の女性に5月、一通の書類が届く。

それは、鬱病が原因で約10年間受給していた生活保護の廃止決定通知書だった。

でもそれは、女性にとって非情な通知ではなく悲願だったという。

2年前から居酒屋でアルバイトを開始。

厳しい現実に直面し、一度は退店を決意したが、徐々に勤務時間を増やし、ようやく生活保護の受給水準を上回る収入を手にした。

現在、店に欠かせぬ存在になった。

意地でも立ち直ると固い決心をした彼女、それを何が支えたのか。

<心の異変>

心の異変を感じたのは約15年前。

プライベートでの心労に加え、職場の人間関係にも悩むようになり、心療内科を受診したそうだ。

鬱病と診断後もしばらくは仕事を続けたが、症状が悪化、精神障害者保健福祉手帳の2級→日常生活が著しい制限を受ける、と認定された。

仕事の継続を断念し、その後、生活保護の受給が始まり、そこから引きこもり生活も始まった。

病状は一向に改善せず、お前なんか死んでしまえと幻聴が脳内に響いた。

体が痙攣、何てない事でも涙が流れる。

受給者に対する冷たい視線を常に意識し、知人からは怠けていると非難される事も度々あったという。

<転機は母の死>

転機は離れて暮らす母親の死去。

亡くなる前に寝たきりの状態で施設に入ったが、当時の彼女は介護する事も出来ず、老いた母親の姿を見て将来への不安も募り、意地でも立ち直ると決心する。就労移行支援事業所での訓練をへて、令和2年4月から「てつたろう」で働き始めた。

5月下旬、40代の彼女は自治体から届いた保護廃止決定通知書を手に、今後は貯金をして生命保険にも入りたいという。

<オーナーの言葉>

何回でもチャレンジしたらいい、という言葉。

居酒屋を希望したのは、過去に飲食店での勤務経験があったかららしく、ただ、久し振りの社会復帰は一筋縄ではいかなかったそうだ。

週2回、1日4時間ほどのペースで始めるも安定して働けず、数週間休んでしまう。

同年8月には1カ月間の勤務日数が2日にまで減り、もう辞めますと、ついに上司に伝える。

それでもオーナーは、一回失敗したらダメではなく、何回でもチャレンジしたらいい、彼女を引き留めた。

そしてしばらくの間、精神的な負担が小さい調理場中心の短時間勤務に切り替え、心身の状況を踏まえながら、少しずつ勤務時間を増やしていく。

すると柔軟なシフトが奏功し、月日を重ねるごとに休みも減り、昨秋からは週5日勤務が安定するようになり、仕事量に反比例して生活保護の受給額も減り、正式に廃止が決まったという。

<心の病>

心の病はまだ完治していない。

それでも客との何げない会話が楽しいらしく、店にとってなくてはならない存在にまで成長したのだそうだ。

彼女は、過去の生活を振り返り、働き始める前は今の姿を想像もできなかった、周りの理解があったからこそ、ここまでこれたと頰を緩めた。

<まとめ>

精神障害者の求職は大幅増しの様だ。

鬱病など精神障害がある人たちの働く場所の確保は、社会の課題となっているという。

厚生労働省によると、令和3年度にハローワーク精神障害者が新たに求職の申し込みをしたのは約10万8千件、これは、身体障害(約5万8千件)や知的障害(約3万5千件)よりも多く、10年前の倍以上となっているそうだ。

法律で従業員数に応じて障害者の雇用が義務付けられている為、就職件数は増加傾向にある。

ただ、身体障害者の平均勤続年数が10年2カ月に対し、精神障害者は3年2カ月、定着しやすい職場環境づくりが求められている。

 

「猫を飼う人の幸福度」




<猫を飼うと99%幸せになれる?>
人と動物の関係で近年、飼育頭数が犬を上回ったとも言われる背景は、猫ブームとも言われる猫に注目を集めてみると、その生活は、猫を飼うと“99%”幸せになるという調査報告があげられているそうだ。
猫と暮らし始めて幸福度が高まったと感じるかという質問に対して、なんと99.7%の人が、とても高まった又は高まったと回答している。
そして更に、猫と暮らし始めて健康になったと感じるかとの質問についても、約半数の人が、健康的になったと回答している。
<猫と暮らす心理>
猫との暮らしで得られるものは、様々だが、何をおいても癒し効果がダントツの様だ。
どうやら幸せで健康になれる猫との暮らし。
具体的に、猫と暮らして良かった事という質問では、9割の人が癒されると回答。
そして約半数の人が、生きる活力になる、家族との会話が増えたと回答しており、猫との暮らしは日々の生活に潤いを与えてくれる事が成り立つ様だ。
<どうしても発生する悩み>
猫との暮らしで、家の中を片付けるようになったという人が3割いて、猫のイタズラ防止の為、家を綺麗にする習慣がついたなどといった嬉しい副次的効果もある様だ。
一方で、猫と暮らして困った事の質問では、旅行などに行きづらい、部屋の掃除が大変など、ペットと暮らす以上はどうしても出て来る悩みが回答の上位を占めている。
<猫のフードも健康志向?>
良い面も困った面もあるにせよ、猫と暮らす以上は日々のお世話が必要であって、中でも重要なのがフード。
フード選びのポイントの質問のところで最も多かった回答は、原材料・添加物、次に年齢区分、病気の予防用と続き、嗜好性や食べやすさよりも、健康的な食事を重視する傾向にある様だ。
フードは身体を作り、健康を維持するための最も重要な要素のひとつ。
毎日、身体に入るものが、どの様にわが子に影響するかを気にする飼い主が多い様子が伺える。
<猫の健康管理>
動物病院選びは、距離が第一。
猫の健康管理の上でもう一つ必要になってくるのが、動物病院。
動物病院選びのポイントとして挙げられたのが、何よりも家からの距離で、獣医師を上回る7割の人が病院を選んでいる。
猫はそもそも出かける機会が少なく、外に出ること自体が苦手な場合もあり、猫カゴに入れようとするだけで家中逃げ回る大騒動になる事もある。
なるべく近場の病院にしてあげることで、猫へのストレスを少しでも減らしたいという飼い主の気遣い、又はご機嫌取りからくる結果なのだろう。
<いつか来る別れの時>
猫といつまで暮らしたいという心理が働くものの、やがて来る別れの時。
今飼っている猫に限らず自分が何歳になるまで猫と一緒に暮らしたいかとの質問では、一生暮らしたいと答えた人が半数を占めており、いつまでも猫と暮らしたいと考える方が多くいる一方で、自身の年齢などを考えた時に最後まで責任を持てるだろうかという悩みがある。
<まとめ>
私も猫好きな人間、これまでの調査結果は、良く理解出来る。
いずれ来る「死」に対して思う葛藤は、猫だけでなく全ての動物との暮らす飼い主共通の悩みだろう。
家族の一員として位置付けして、生活習慣と病気との関係も考えて、猫のいる生活を送りたい。
【本日の動画】https://youtu.be/6RiMxo25Ukc猫のいる家

「6秒我慢しても逆効果?」

<6秒ルールについて>
人間は感情動物だ、怒りをコントロール出来ない場面は多々ある。
よく聞く6秒間我慢という言葉、実は、これをしても逆効果だ。
怒りを一瞬で消す効果的な方法は、6秒ルールに頼っても実際なかなか怒りを消すことができない。
むしろ我慢よりも距離が大切だ。
6秒ルールは怒りを消すどころか火に油…
強い怒りも6秒やり過ごせば、そのピークを過ぎる、なんとかその6秒を耐えようというスキルは、通常の怒りの場合、数秒で消えていくが、その間、気持ちの暴発をやり過ごし、言動を防止するのは、怒りの外的エスカレーションを防ぐ点でとても意味があり、6秒だったらやれそうな気がしてくる。
しかし現実は、6秒数えても、目の前にその相手がいて不服そうな顔で文句を言ってきたら、怒りはすぐ爆発してしまう。
反対に6秒我慢した分、逆に勢いがついてしまう。
なぜそうなるのか…これは原始人をイメージする。
つまり、怒りのピークが収まるのは、危険が低下している場合で、一触即発の間合いでは、戦闘モードを解いてはいけない。
<怒りを一瞬で消すには>
最も効果的な方法は…
6秒が重要なのではなく距離が重要で、例えば、数メートル離れれば、相手のパンチは届かない。
10メートル離れれば、戦闘しなくても逃げる事も出来る。
従って怒りの感情をやり過ごすには、6秒ルールよりも、直ちにその場を離れることが最も効果のある方法。
化粧室や喫煙所、コンビニに行ったり、電話だと言って席を外すなど。
対象が視界から消え、できれば声も聞こえない場所に行くと、自然と怒りは落ちつく。
すぐに離れる事が出来ない場合は工夫が必要で、頭の中で距離をとるイメージを描く、イヤホンやスマホの動画をうまく使う、他者と話したり電話をする、深呼吸をするなどが挙げられる。
そついった意味では6秒数えるいうのは有効だ。
たとえ6秒ルールがうまくいかなくても、自分を責め、自信を失わないようにしておきたい。
<感謝できない傾向にある>
考え方や価値観を変えるのは、怒りを発生させないためにとても重要なことだ。
ただ、かなりの努力と時間がかかり、やろうと思っても、普通は出来ないこと。
イライラを何とかしなければと思っていると上手くいかないだろう。
背景には少なからず何をしてもしなくても怒りを買ってしまう現代日本社会がある。
感情のメカニズムと、それに応じた上手な対応をしないと、外的・内的エスカレーションを引き起こし、逆にイライラしやすい体質になってしまう。
現代人の怒りの強度や成り立ちをきちんと把握しないと正しい対処方針や攻めどころを見つける事は厳しい。
<まとめ>
他者の少しのミスを許せない、ネットで軽い気持ちで叩いたり、数の力でマイノリティを圧倒したり、路上での煽り運転などの増加、タレントや政治家などの本人的には他意のない発言などに失言として強い拒否感を出したりと、何をしても誰かの怒りに触れてしまう時代。
また昨今は多様性を強調するよう世の中になった。
文化的には前進な反面、これも知らず知らず不寛容に傾いているのだと思う。


「現代の心の悩み」

<心の問題の悩み>
「こころ」の働きに関係する病気は、うつ病や依存症、摂食障害解離性障害などがあり、種類も症状も様々だ。
だが現代のその悩みは、時代の傾向があり、心の問題に悩み、心理療法を受けに来る人たちは、まるで流行があるかのように訴えるらしい。
心理療法の専門家家の話では、長年多くのクライエントに会ってきた中で、時代とともに変わるこころを見守ってきたといい、クライアントの中で、特に流行が分かりやすいのは学生相談だそうだ。
<30年ほど前は>
自傷行為や過食で悩む人が多く、その前には境界例と呼ばれる対人関係に問題を抱える人も多かった。
最近では、それらのほとんどが無くなり、代わりに発達障害が増えたという。
発達障害は、脳機能の発達に関係する障害だとされ、症状は多様で、自閉症スペクトラム障害、つまり自閉症アスペルガー症候群や、注意欠陥、多動性障害(ADHD)、学習障害などが該当。
発達障害の症状>
この症状の強さは人それぞれで、自閉症スペクトラム障害に近いものは、集中力が高いがこだわりが強くて空気が読めず、コミュニケーションが難しいという特徴を持ち、ADHDには、衝動的に活動し、物忘れが多く締め切りや約束を守れないという特徴がある。
両者の症状は全く異なるが、どちらも脳の発達の違いが原因だと考えられつつ、両者は全く異なる症状で、スペクトラムとしての発達障害というカテゴリに入れられている。
発達障害は症状の強さも人それぞれ。
日常生活に強く支障が出る人や、社会の中で適応し、自分の特徴を活かしている人もおり、その場合、障害と呼ぶ必要はない。
つまり、自閉症の特徴を持っていても、一人でする集中作業技術職なら高い能力を発揮でき、ADHDの特徴があっても、時間に縛られないクリエイティブな職業で他人には出来ない仕事であれば、支障はないのかもしれない。
<時代の変化により悩む人も増えた>
発達障害に悩む人が増えたのは、時代が変化したからなのか。
対人関係のトラブルや自尊心の喪失やつらい思い、就学や就労が困難、うつ病を発症することもある。だから、周囲の理解が必要なのが必定。
そして当人が生き易くなる為の心理的な支援も重要となる。
発達障害が増えたのは、病名が多くの人に認知され、相談に来る人が増えたことが理由だという。
専門家によれば、発達障害のその多くは主体性が弱いという特徴があり、発達障害発達障害的な特徴に悩む人が増えてきたのは、時代が変化したからだそうだ。
昔は終身雇用が当たり前で外から決められた型がしっかりあり、主体性が欠けていても問題にならずコミュニティがしっかりした中で役割が与えられていたからだという。
現代は自然発生的なコミュニティが減り、自分で判断する場面が多くなった結果、個人の自由度が増してきた。
現代だからこそ、主体性の問題があぶり出されているのではと述べている。
<強固な主体性の必要性>
自由はある種の人々にとって大きな重荷となる。
自然発生的なコミュニティとは、自治会程度の輪、ゆるい繋がりの事を示し、逆に家族や仕事仲間は緊密で必然的な関係とされ、対照的だ。
人は繋がりがあって生きて行ける、ゆるい繋がりが消滅すると、必然的な繋がりにしがみついてしまい、そうなると更に緊密さを増していく。
この現象を専門家はカルト化と表現している。
心理療法で驚くほど改善するケース>
発達障害は、先天的な脳の特性が原因で心理療法は有効ではないと長らく考えられてきたが、そうではない可能性があるという。
箱庭療法」での変化を見ていく。
プレイセラピーには「箱庭療法」も含まれる。
実際に使っている箱庭では、例えば内側を青く塗った浅い木箱に砂が入っている。
部屋の棚には箱庭療法で使うミニチュアの玩具がずらりと並び、テーブルや椅子、車や標識、山や木、動物や人形など、圧倒されるほど大量のさまざまな玩具がある。
クライエントは、セラピストに見守られながら、箱の中に好きな玩具を選んで配置。
砂を掘れば、青い板が覗くので、それを泉や海や川に見立てる事も可能で、つい童心に帰って楽しめたりする。
できあがった箱庭は一度だけの表現でも意味があるが、実際のセラピーでは何度も連続的に作っていくことで、変化を見ていく。
この時、セラピストが見守っていることも重要。すセラピストが何か働きかけたりする事はほぼ無い。
だが誰かと世界をシェアしている事がクライエントの心に大切なのだという。
セラピストの役割は、ただ見守るだけの存在ではなく見守ってい中でクライエントの内面から、これまでなかった何かが立ち現れ、発達障害の子どもの場合だと主体性の萌芽など、その時立ち上がってきた新たな心の動きをキャッチする事。
<まとめ>
本人が自覚していない心の動きが、何らかの拍子に突然立ち現れる事をエマージェントと言い、心の問題の改善に向かうキッカケとなる事が多い。
立ち上がったのに、再び元に戻ることもあるが、それでも気長にセラピーを続けていく事が大切。
続けるうちに、クライエントは自分で立ち直る力を手にしていく。
一人で悩んでいるとエマージェントな動きを発見できない可能性が高く、心の動きはシェアされる事が重要、セラピストは安全で守られたスペースをクライエントに提供しなければならない。
セラピーを必要としている人たちは皆、苦しみ悩んみ、心理療法によって心へアプローチは、普通ではない状態を調査するという事、普通ではない追い込まれた状態だからこそ、心の様々な側面が見えてくるのだ。


「婚活はパーソナルスペースからアプローチ」

<結婚相談所の利用を考える心理>

女性は出産等の関係もあり、できるだけ早く結婚したいと思い結婚相談所に入会する人が多い傾向だという。

どのような男性が集まっているのか気になる人が多いだろうし、時間とお金をかけて結婚相談所を利用するのだから素敵な男性と結婚したいと思うのは当然だろう。

結婚相談所に入会している男性は、どのような理由で結婚相談所での婚活を選択するのか、次のような心理が働くようだ。

「普段の生活に出会いがない」

「まわりに結婚した人が増えた」

「他の婚活サービスではうまくいかなかった」

「真剣に結婚したいと思っている」

「経済的に安定している」

「恋愛に慣れてない」

結婚相談所に入会すると、婚活のプロが恋愛について親身に教えてくれるのは、大きなメリットだ。

<婚活中の男性が求める女性とは>

家庭を支えながら何かあったときは咄嗟に助けてくれる家庭的な女性やプライドを傷つけない女性。

男性のプライドを傷つけない会話ができる女性は男性にとって魅力があるらしい。

そして、笑顔が素敵だったり、いつも上品な立ち居振る舞いをしていたりする華やかさな女性も人気がある。

<婚活に役立つ心理雑学>

結婚相談所にいる男性は結婚への意欲が高く、経済的にも安定している男性が多く、活動の主体はお見合いだ。

交際(仮交際)中の実際にデート中に使える適切な自分の行動は距離の取り方。

つまりパーソナルスペースから気になる相手にアプローチする。

パーソナルスペースとは、他人が近くにいると落ち着かないと感じたり、少し離れたところにいることで安心したりする自分自身が持つ個人の空間のことをいう。

親密な相手ほどパーソナルスペースは狭く、当然、嫌な相手の場合は広くなり、このパーソナルスペースを利用すると良い。

そうすれば相親近感を持ってもらえる効果を得られるかもしれないのだ。

このパーソナルスペースは男性と女性とでは違いがあり、男性は中心を後方に置いた円で、女性は丸みを帯びた円に近い形だという。

アメリカの文化人類学エドワード・ホールは、日常生活で使われる距離帯は大きく分けて4種類(密接距離・個体距離・社会距離・公衆距離)があると定義し、公衆距離(全く知らない者同士)は360㎝以上、社会距離(知人や仕事関係の付き合い)は120㎝~360㎝、個体距離(友人同士)は45㎝~120㎝、そして密接距離(恋人同士や家族)は45㎝以下としている。

<45センチ圏内>

一般的に、初対面の方同士が会った時最大限に近づく距離は、ちょうど握手するくらいの距離は80㎝位で、お見合いでの距離感と同じくらい。

その後、何度かデートを重ねていく中、肩や手が触れ合う位の距離になっていき45㎝圏内に相手が入ってきたり嫌がられなかったら、パーソナルスペースから見ると親近感や好意を抱いていると言える。

心理学において人は距離が近い相手を好きになるという実証があるからだ。

気になる相手がいたら思い切って恋人の距離に入ってみて、嫌な態度を取られず、その距離感をキープ出来れば、相手は受け入れたと言えるかも。

焦りは禁物、徐々に距離を縮めていくべし。

<まとめ>

婚活では気配り、目配り、そして心配りが大事。

一概に決めつけることはできないが、相手の仕草を観察することが肝要。

まずは相手への目配り、気配り、心配りを心掛ける事が婚活成功に重要不可欠だろう。

「透析せず入院せず」

<しない選択のガイドライン

高齢腎不全患者のための保存的腎臓療法のガイドについて、高齢の腎不全患者が透析治療をやめたり見合わせたりすることを決める際に必要な手順や、その後のケアのあり方などを示したガイドを、日本医療研究開発機構(AMED)研究班が作ったらしい。つまりこれで末期腎不全になれば透析が前提だった従来の治療が変わっていく可能性があるという。

<透析治療の過酷さ>

調べによれば、国内で透析治療を受けている患者は2020年時点で34万人超え、通常は週に2~3回通院して腕に針を刺し、4~5時間かけて血液を濾過し、老廃物を取り除く。

高齢化によって患者の平均年齢は10年の66・2歳から20年は69・4歳と年々上がっており、透析治療を始める年齢も高齢化し、80歳以上が29%を占めている。

高齢者は、複数の病気を持つ人が多く、心臓病や認知症などが透析開始の妨げになっている。

透析治療は一度始めると生涯続き、止めれば普通は約2週間で亡くなる。

患者にとって通院そのものや、心不全や貧血などの合併症も負担になりやすい。

透析を見合わせの場合は数カ月以上の予後があるとされるが、生命に関わる決定のため、終了や見合わせを決めるプロセスが重要とされている。

<意思確認の不十分さが招いた医療事故>

2019年に透析医療をめぐって、公立福生病院(東京都福生市)で、女性が透析中止後に死亡し遺族が病院側を提訴する事故があり、中止を決めるまでの意思確認の不十分さが問題になったとされている。

日本透析医学会は20年、終末期でない時の見合わせも含めた手順を示す提言をまとめたが、透析しない場合の標準的な医療・ケアは定まっていなかった。

<AMEDとは>

AMEDは日本の医療研究の司令塔役として2015年に発足した国立研究開発法人で、研究班は日本腎臓学会理事長を代表者に、関連学会のメンバーらで構成されている。

今回のガイドは、腎不全の患者が透析を選ばない場合に、尿毒素がたまっておきる症状の説明などに加え、心理的苦痛をやわらげるための治療やケア「保存的腎臓療法(CKM)」の重要性を示したという。

CKMは、透析をせずに症状を軽くし、精神的な支援を重視するもの。

欧米では広がりつつあるが、国内では患者側の望みにそって提供する施設はほぼないらしい。

<まとめ>

日本透析医学会の年次統計調査によれば、日本の透析患者数は年々増加を続け、2020年末時点で34万7671人で、透析が必要になる原因の疾患としては、糖尿病性腎症39.5%、慢性糸球体腎炎25.3%、腎硬化症12.1%が上位を占めている。

CKDは、心筋梗塞脳卒中などの心血管疾患と死亡のリスクを上昇させることが多くの臨床研究で示されている。

自分がどう生きたいか、不慮の事故や、急な状態悪化の時に延命を望むか等しっかり起こり得る状態を説明した上で全国民に意思を示すような文書を作ると良いのではないか。

若い人は延命を望む人が多く、80.90代又は70代でも積極的延命を望まない人もいるかも知れない、生き方は、自分で選びたいと私は思う。