人間の心理

心理学から紐解く人の心理

「心のままにと気持ちのままにの違い」

<全然違う2つの意味>

心のままに生きる」と「気持ちのままに生きる」は全然違う?

心のままに生きようと行動を起こす人がいる時、実はこういう人達というのは、大きく2つに分かれるのだそうだ。

ひとつは、本当に心のままに生きる人。

そういう人たちは、本当に素敵な生き方に変わっていくそうだ。

そして、もうひとつの人は、ステキとは言えない様なな生き方に変わっていくことが多いという。

どう生きているのかというと、本人は心のままに、と本人は思っていても実は違っていて、それは、自分の気持ちのままに生きているのだ。

一見、同じ様なものだと感じるが、実は大きく違うものだという。

心のままにとは>

心のままにとは、頭で考える事を主体に置かず、自分自身の本心、魂レベルで求めることを受け止め、その通りに生きる事。

これは、今までその様に生きていなかった人が、その様に生きる事は、実はなかなか難しい。

つまり、慣れ親しんだ生活パターンや環境から離れる事になり、人間というものは、そういう除隊になると、恐れを感じる様に出来ているのだ。

その恐れは、色々な気持ちを生み出し、心の望む事をしたくない、やりたくない、という気持や、恐れから目を背けるために、心が望んでもいない事をやりたい気持ちになったりする事がよくあるという。

また、恐れから来る気持ちというのは、自己防衛の本能も刺激されることによって、他人に対して攻撃的な気持ちが生まれたりする事もあるのだ。

その様な人が、気持ちのままに生きると、人を否定したり、裁くということをガッツリやってしまう。

そう、だから、心のままに生きる事と、気持ちのままに生きる事は違う。

<本当の意味でどうすべきか>

ならば、本当の意味で、心のままに生きる為にはどうしたらいいのか。

一番重要な事は、何らかの気持ちが沸き起こったら、その気持ちを一旦受け止める事ではないか、

その気持ちのままにいきなり行動せず、まずは一度、この沸き起こった気持ちをしっかりと受け止め、その上で、その気持ちがどうして沸き起こったのかを見つめてみる。

何故そんな気持ちが湧いてきたのか、理由は様々。

多くの場合、過去の自分の体験から生まれた反応である事が多く、何故自分がこんな反応をしたのか、過去を遡って見つめてみると答えが見えてくる事がある。

沸き起こった気持ち=感情は、心のままが現れているわけではない。

その沸き起こった気持ちの向こう側に、本当に心から望むことが隠れているという。

<まとめ>

気持ちの乱れのままに生きず、本当に自分が心から望むものを見つめ、それにしたがって生きて行ければ嬉しい限りだ。

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