人間の心理

心理学から紐解く人の心理

「不登校は悪くない」

不登校だからといって責めるべきではない>

不登校は「悪」ではない。

子どものSOSに気付くには、自己肯定感と居場所を保ているかによる。
子どもたちへ自分の価値を信じて、自分を大切にと発信するには、環境改善が必要。

学校生活に不安を抱える子どもは少なくない。

保護者ら周囲の大人がSOSを見逃さず、気付いたときは、どう対応すればいいのか。

<子どもの助けてのサインを気付くには>

子どものSOSに気付くため、保護者や大人はどんな言動に注意すべきか。

私なんて価値がない、誰にも必要とされていないなどいった自己肯定感の低さを示す言葉や、友だちがいないなど、孤立感を深める様子があれば注意が必要。

何もやる気が起きずに引きこもるような行動もSOSの1つ。

例えば、新学期が近づく頃などは、自信が持てず自己肯定感が低くなっている子は、学校に自分の居場所を見いだしにくくなる。

針のむしろのように感じ、自殺リスクにも繋がる。

SOSを見逃さないためには、子どもの発言に注意深く耳を傾ける、友だちの誘いに応じなくなったり、急にゲームに没頭するようになったりと、普段と違う行動も要注意。

言動が自己肯定感の低下や所属意識の欠如を表していないか観察。

<周囲ができることは>

周りが出来ること、それは、積極的に褒めたり、努力を認めたりして自己肯定感を高める手助けをする。

あなたは価値がある存在、ここにいていいんだと安心感を与えるような声かけも大切。

子どもから、私なんて…といった言葉が出たら、どうして、そう思うの?何かあったの?と尋ね、苦しい思いに共感してあげる事が大切。

<教員が気を付けることは>

褒める機会を増やし、個々の努力を認めるような言葉をかけてほしい。

孤立を防ぐため、生徒同士の交流を促す活動にも工夫をする。

担任に限らず、いつもと様子が違う子がいたら声をかけていき、心身の状態を答えるチェックシート学校楽しぃーとも役立つ。

きちんと分析して、孤立していそうだと感じた子どもには対応の検討をする。

<まとめ>

不登校が悪いことだと感じさせてはいけない。

自宅くらいは安心安全な場所にしてあげるべき。

夏休みは子どもが家にいるから大変といった冗談が通じないこともある。

ゲームを理不尽に取り上げるのも、居場所を奪うことになるかもしれない。

ひとりで悩みを抱え込まないよう、スクールカウンセラーなどの助けも借りてみるべき。

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「人権制限が気薄で又犠牲者が」

<悲報>

とある精神科病院で50歳男性が死亡した。

隔離期間2年弱という異常な長さが原因として、両親が提訴した。

専門家による見解でも「異常な長さ」だとしている。
死亡したのは、兵庫県明石市魚住町精神科病院「明石土山病院」に入院していた当時50歳の男性。

長期間の隔離と病院側の不注意が原因だとして、加西市の両親が病院側に約5700万円の損害賠償を求める訴訟を神戸地裁に起こした。

男性は死亡までの2年弱にわたり、両親や本人の希望に反して隔離室に入れられていたといい、両親はこれを病院の保護義務違反と訴えている。

<隔離期間の異常な長さ>

専門家の指摘によると、2年弱は異常な長さで、社会通念を超えると見解。

ただ、こうした隔離期間に法的な限度日数はなく、国の日数調査もないことから、長期隔離は全国でも潜在している可能性があるという。

男性は20歳ごろに統合失調症と診断され、妄想の疾患が重症化して2019年5月に同病院での医療保護入院が決まった。

翌6月に隔離が始まり、そこから2021年4月14日、隔離室内で倒れているのを病院職員が発見し、死亡が確認された。

<死因と経緯>

解剖の結果、のどや気道、気管などに多量の食パンが詰まっており、死因は急性窒息死だったという。

隔離室はなんと患者1人が入る狭い個室、そして外から施錠する構造。

精神保健福祉法では、自傷他害などの危険を回避することが著しく困難な場合に限り「医療、又は保護に欠くことのできない限度」と認められている。

両親が病院から開示された診療録によると、男性は少なくとも隔離から約3カ月後の19年9月26日以降、1年半はほぼ終日にわたって隔離され、時に1~6時間の解除もあったが、最後の4カ月は解除されることも無くなっていた。

<本人の意向も虚しく>

両親は本人の意向を聞いて「出してあげてほしい」と病院に求めるも、大声で歌ったり、他者に握手を求めて回ったりするため一般病室での対応が難しく、薬物療法後も疾患に改善が見られないとして見送られていたという。

訴状によると、これほど長期にわたる隔離は「医療又は保護に欠くことのできない限度」に該当せず、病院は法令にある保護の義務を怠ったと主張。その上で、長期隔離をしながら薬物療法を続ければ食べ物を飲み込む力が弱まるのは明らかだとし、誤嚥するリスクの高い食パンを漫然と提供した上、見守りや最低限の巡回も怠ったことが死亡につながったとした。

<隔離だけを取り上げた極めて異例な裁判>

専門家によれば、やはり、長期隔離は良い影響を及ぼさないそうだ。

国の調査では、全国の精神科病院での患者隔離は2023年度に1万2513件に上り、13年度の9883件から増えているが、期間についての調査はない。

杏林大の長谷川利夫教授(精神医療)が15年に全国の11病院を対象に調査すると、隔離の平均連続日数は46、8日。

つまり、8割近くが1カ月以内とはいえ、1年超の例も一部で見られた。

長期間の隔離で心身に良い影響を及ぼすとは思えない。解除のきっかけがないまま長期化する例もあるのが現状。

そうすると、2年弱はやはり異常な長さ。

隔離だけを取り上げた裁判は極めて異例で、盲点だったと話す。

<身体拘束が多い日本の精神科病院

患者の長期入院を巡っては、20年に発覚した神出病院(神戸市西区)の患者虐待事件などを機に見直し機運が高まり、今年4月には、医療保護入院の上限を6カ月とする改正精神保健福祉法が施行されたが、隔離は別問題となっている。

隔離の運用を定める法令はあるが、要件が広く恣意的な判断が入りやすい。

一定の歯止めをかけるべきだと長谷川教授。

日本の精神科病院は海外に比べて隔離や身体拘束が多く、相手の人権を制限しているという意識が希薄で、社会通念と大きくかけ離れていると指摘している。

<まとめ>

男性の父親は隔離するだけで放置されていたのではなかったかと疑問に感じている。

隔離の運用についてしっかりと考えてほしいと話していたという。

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これに対し、病院側はまだ、取材には一切応じられないとしている。

 

 

「ルッキズムと顔のアザの話」

ルッキズム

ルッキズムとは、人を外見で判断すること。

例えば、顔に生まれつきアザのある人が「お化けだ」「気持ち悪い」などと差別され精神疾患になることもある。

す「ルッキズム」という言葉は昨今、よく耳にする言葉だという。

<ある男性の半生>

生まれつき顔のアザに悩んだ男性が語る半生の話。

生まれた時から、顔の半分に赤いアザがあり、自分のように顔に疾患や外傷のある人達を「ユニークフェイス」と名付け、当事者活動をしてきたライターのI氏は、生まれた時から、皮膚の表面から少し深いところ(真皮内)の細い血管が、過剰に増える、単純性血管腫、所謂、赤アザがあった。

御両親は戦前生まれだが、アザを見てもあまり驚かなかったという。

母親は7人兄妹の長女だそうで、たくさん生んで死ぬ子も出るような家庭で育っている為か、親族は子どもがたくさんいればそういう子も生まれるだろうと深刻には捉えなかったそうだ。

I氏の御両親は病院に受診させたものの、治らないと言われると名医を探すことはせず納得したという。

<いじめという苦難>

I氏がアザを気にするようになったのは、保育園以降、集団生活を送るようになった頃。

少年時代は、大人しくていつも本を読み、1人遊びをしていることが多かったという。

小〜中学校ではアザのことで冷やかされたりからかわれ「お化けだ」「気持ち悪い」といじめられる。

その顔何なんだと、自分の顔を見られた時、どうして良いか分からず立ち尽くす子が多かったという。当時は、自分自身も何かを言われても説明出来ず、それは病名を知らなかった為だそうだ。

<病名を知る切っ掛け>

本屋で闘病記や図鑑を読み病名を知る。

中学生に入ると、世の中のことも分かって来る。

アザをどうにかしたいと本屋で本を読み漁り、昭和50年頃には、ガンなどの闘病記も出始めた頃だった。

アザのある人の本はないかと探し、世界大百科事典を読み、自分の顔のアザが単純性血管腫と呼ばれるものだと知ることになる。

治せるなら治したいと思い、2〜3年経過。

SF小説をよく読んでいたI氏は、当時の日本は、技術は進歩する雰囲気があると思い、きっと治るんじゃないかと楽観的に考えていたという。

<形成外科を受信>

高校に入学すると、母親と名古屋大学付属病院の形成外科を受診する。

形成外科では、先天性または後天的に生じた身体組織の形態異常や欠損などに対し専門的な治療を行う外科系診療を行う。

後に、高校1年生で自分の意志で受診する当事者はあまりいないと知ることになる。

MRIやCTなどはない時代、医者の触診のみだった。主治医に治るよと言われても、証拠を見せてくださいと言って信用せずにいると医師はアザの治療をした男性の顔のビフォーアフターの写真を見せてくれた。

でもそれは、顔半分に皮膚移植をした、まるでフランケンシュタインのような顔をした術後写真だった。

左右非対称のその顔は治ったようには見えない…

<顔の形成手術はしないと決断>

術式は、アザの表面を切り取って胸や太ももなど柔らかいところの皮膚を縫い付けるという方法。

顔の皮膚というのは表情を作る筋肉の上に、柔らかい皮膚がのっており、医師の説明では、まともな顔になるには何年もかかり、皮膚の変色防止の為、紫外線に当たらない様に帽子を被って外出しなければならないことを聞かされ、絶望してしまう。

後に、ユニークフェイスの当事者活動をしていた時、親や医師に言われるがまま手術を受けた同世代の男性が石井氏に会いに来たが、その顔はやはり左右対称ではなく、顔半分が傷だらけだった。

血管種が無くなった跡が傷になっていた。

その男性は、I氏に何故治さなかったのかと聞いてきたが、I氏がワケを話すと、親と医師の説明を聞いて完全に治ると信じていたとショックを受けたという。

まるでオカルト映画に出てくるような傷だらけの顔。恋人もいないし結婚もしていない。

アザは完全に治るという誤解、I氏は20代で顔の形成手術はしないと、自分の人生を決め、自分の顔をどうするかは自分で決めたほうが良いと。

<本の出版とユニークフェイスの立ち上げ>

現代だと、時間をかけながらレーザーなどで治癒する人は増えている。

ただそれはアザの面積が狭く、浅い場合で、全員が完治するわけではないという。

皮膚には個性があり、治療後の皮膚に個人差がある。

I氏は1999年3月に、かもがわ出版から「顔面漂流記・ アザをもつジャーナリスト」を出版する。

日本では、外見の問題からくる差別や心の傷は無法地帯、誰もアザについて書いている人がいなかったのが出版の理由。

するとI氏宅には手紙が何百通も届き編集者は驚く。

その内容は、外見の問題で自殺した人の遺族やひどいやけどを負った人、生まれつき髪の毛がないなど、深刻なものが多く「一緒にお茶飲みくらいではすまねえな」と思ったI氏は、任意団体ユニークフェイスを立ち上げる。

<アザがあっても女性と交際していた>

I氏は、後に離婚するものの、再婚し、子どもが2人いる。

結婚前には、2桁の女性と付き合ったという。

顔の問題は「モテ」にも直結する部分があるが、こういう顔をしていると女のフィルターをかけやすいく、嫌悪感を持つ人は寄って来なかったという。

単純性血管腫の遺伝は確率的にほぼゼロだと断言。

<まとめ>

I氏が若い当事者たちに伝えたいこと。

現在はピアサポートや当事者会を開催。

顔のアザで差別を受け、精神疾患になっている人もおり、深刻な内容が多かったという。

若い世代の当事者は、1人孤独に考えている。

だけど、出来る範囲で良いから、顔と名前を出して、この問題を発信していって欲しい。

I氏は人生を旅だという。

人生、1回きり、志半ばで死ぬ人もいる、60歳までに「顔面バカ一代」の続編にあたる単行本を出版したいのと、死ぬまでに100人当事者の人生インタビューと寄稿文でまとめた「ユニークフェイス生活史」という書籍を出版したいと非常に前向きだった。

ルッキズムなんて、本当に無責任で愚かな行為だ。

どれだけ人を傷付けることか。

私は、とてもメンタルの強いI氏を賞賛せずにはいられない。

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「共感疲労」

<いつの間にか現れる症状>

子供の心理に共感疲労という言葉があるが、辛い状況にいる人の苦しい気持ちに共感する事で、気付かないうちに自分自身が、疲れてしまう状態をいう。

災害や事件、事故のニュースを見て自分が経験してなくても辛さや苦しさを感じてしまい、心身に症状が現れてしまう。

この症状は共感疲労によるストレス反応で、最近はスマートフォンで、例えば事故現場画像などを閲覧可能な環境にもある。

<様々な症状を起こす>

感受性が強い人、気を使い過ぎる人、使命感の強い人などが共感疲労になりやすく、様々な症状ある。

頭痛、吐き気、動悸、いつも疲れる、やる気が出ない、気分の落ち込み、イライラ、不眠、悲しい、不登校、など。

<大切なのは何か>

辛い状況の人達がいるのに自分は楽しんでも良いのだろうかと罪悪感を強く感じるなど、子供が共感疲労かなと感じた場合は、ニュースやSNSを無理に見ない様にしたり、睡眠、栄養、適度な運動、いつもの様にする日常生活を送る事を意識する。

そして一番大切なのはしっかり話を聞いてあげる。

<まとめ>

子供に限らず大人でもある、情報過多社会において共感疲労は、現代人が直面する課題のひとつ。

心の健康を守るためのスキルを身につける必要があり、この問題に対処するためには、個人の意識改革も必要だろう。

教育や職場でのメンタルヘルスの重視、カウンセリングや心理サポートのアクセス向上など、共感疲労に対する公的な対策も重要。

個人が自己ケアを行いやすい環境を整えることが、共感疲労の予防と対策につながる。

共感疲労に対する認識を深め、それを軽減するための心豊かな生活を送るためには、共感と個人の健康のバランスを見極める知恵をもつことが、個人としても、社会としても求められる。

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「脚気様症状」

<今時と思うけれど>

最近そうかなと感じる方もおられるかも知れない。

それは、脚気のこと。

今どき、脚気

最近の自分のヒザの違和感が半端ない。

色々調べると、やはりビタミンに関係する事柄が浮上して来る。

<例えばこの様な方も>

一人暮らしの高齢者でお腹がすかない。

もしくは、食べたく無い。

あるいは、家にあるもので食事を済ませる人。

若い方だと、コンビニなどでおにぎりやパン、インスタント食品など、偏った食べ物でお腹を満たす人。

おそらくこういったケースは多い。

脚気の疑い?>

食欲不振から始まり、全身倦怠感、特に下半身のだるさ、むくみが出て来る。

それらは、暑さのせいだからと思いきや、次第に手足の痺れる感覚が増し、むくみも悪化、そして動悸や息切れが出て来る。

実はこれが、脚気とは断定しないものの、脚気様の症状なのだ。

原因はビタミン不足をかなり疑うかとかと考えざる得ないのだ。

<まとめ>

先ずは、食生活の乱れを改善していくことが先決。

薬を使う場合、ビタミンB1漢方薬の九味檳榔湯、少し読みづらいがクミビンロウトウと読む。

この2点を使うのが良いとされる。

日常生活において、3食摂取と十分な睡眠、そして排便、この3つが基本。

良いメンタル作りにも繋がる為、食事の重要さを認識することが大切だ。

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「ハラスメントを起こさない為の心理」

<ハラスメントについて>

ハラスメントを起こさないためのコミュニケーションのポイントとは?

これらを押さえて行きたいと思う。

ハラスメントを起こさないためのコミュニケーションのポイントは、現代の職場環境において、ハラスメントを防ぐためのコミュニケーションは近年、非常に重要されている。

ハラスメントは従業員のモチベーションや生産性を低下させ、そのグループシンクは企業全体の雰囲気を悪化させる可能性がある。

<ハラスメント防止策>
健全な職場環境を築くためのコミュニケーションのポイントについて。

先ずはオープンなコミュニケーションを促進する。
職場でのコミュニケーションは、上司と部下、同僚同士の信頼関係を築く基盤。

オープンなコミュニケーションを促進するためには、定期的にミーティングを開催し、従業員が自由に意見を述べられる場を作る。

他には、フィードバックを歓迎する。
従業員からのフィードバックを受け入れる姿勢を持ち、改善点については積極的に対応する。

そして、透明性を確保する。
重要な決定や情報は隠さずに共有し、従業員が安心して働ける環境を提供する。

<尊重と共感を持つ>
互いに尊重し合う姿勢は、ハラスメントを防ぐための基本で、相手の意見や感情を尊重し、共感することが大切。
敬意を持った言葉遣い、丁寧な言葉遣いを心がけ、
相手を傷つけないように注意する。

<感情の理解>
相手の感情に共感し、理解を示すことで信頼関係を深めま、適切なフィードバック、建設的なフィードバックを提供し、相手の成長をサポートする。

ハラスメントの定義と対策を周知する。
従業員全員がハラスメントの定義とそれに対する対策を理解していることが重要だ。
<教育プログラム>
定期的にハラスメントに関する教育プログラムを実施し、最新の知識を共有し、ポリシーの明確化として、ハラスメントに関する企業ポリシーを明文化する。
これは、全従業員に周知徹底するべきだ。

ハラスメントの兆候が見られた場合は、迅速に対応し、問題を解決するための体制を整える。

チームビルディング活動を通じて、従業員同士の絆を深めること。

何故ならこれにより、ハラスメントが発生しにくい職場環境を作ることができらからだ。

<研修や活動>

レクリエーション活動。
定期的にレクリエーション活動を企画し、従業員同士のコミュニケーションを促進する。

ワークショップや研修。
コミュニケーションスキルやチームワークを強化するためのワークショップや研修を実施する。

メンタルヘルスのサポート>
従業員のメンタルヘルスをサポートすることも重要で、心の健康が保たれていれば、ハラスメントのリスクも減少。
カウンセリングサービスを提供し、従業員が相談しやすい環境を整えたい。

ストレス管理の研修なども行い、従業員が自身のメンタルヘルスを維持できるようサポートする事も大切だ。

<まとめ>

ハラスメントを防ぐためには、日々のコミュニケーションが非常に重要だろう。

オープンなコミュニケーションを促進し、相手を尊重する姿勢を持つことで、健全な職場環境を築くことができる。

さらに、ハラスメントに関する教育やポリシーの周知、チームビルディング活動、メンタルヘルスのサポートを通じて、ハラスメントを防ぐための対策を強化。

ハラスメントのない職場環境を目指して、先実践することが重要。

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「あってはならないこと」

<車両認証めぐる不正>

集団心理を大きく揺さぶる大事件。

トヨタ社員らも絶句。
トヨタ自動車の本社は、愛知県豊田市にある。
国土交通省トヨタ自動車などによる車両認証の不正を発表した3日午後、愛知県豊田市内の同社工場では、交代制の勤務を終えた大勢の社員らが通常と変わらない様子で帰路についていた。

30代の男性社員は「ダイハツであったので、他でもあるかも知れないと思っていましたが、トヨタでもか」と絶句。

<お客様に迷惑をかけない様に願う>

今回の不正について現段階で社内で説明は無かったといい「とにかくお客さんに迷惑がかからないようにして欲しい」と述べた。

生産現場で働く40代の男性社員は「日ごろから点検漏れなどはないように厳しく言われているので、今回の件は何とも言いようがない」と肩を落とした。

60代の男性社員は「あってはならないこと。自分たちがやるべきことをやっていれば起こりえない。

他社で起こった時でも、自分事として捉えて、自分たちのやるべきことをもう一度見つめ直さないといけなかったのではないかと思う」とうつむいた。

<問題の根深さ>

ごく一部のメーカーが不正を働いていたのではなく、殆どの国内メーカーで大小様々な事案が発生していたという事実が、この問題の根深さを感じる。

不正はあってはならないという大前提がある上で、試験を請け負う課に所属している部署の皆さんに、内外から様々なプレッシャーがかかっていたことは容易に想像がつく。

まずはそういった環境の改善こそ、消費者として各メーカーにお願いしたい。

<反省の余地を疑う心理>
トヨタのジャストインタイムは、必要な時にすぐに仕入れて在庫を持たないから利益率が高いと言ってたけど、実際は在庫を持たない分のリスクは、下請けが急な注文に応じられる様にトヨタのリスクまで負わなければならない。
三方よしでは無く、取引先の利益を搾取している形になっていたのは気になっていた。
今回を機にちょっと反省した方が良い。
小さな事でもあれこれ問題が出ている日本自動車界だが、確かに細かい所まで不正を見つけ出す事で事故にならない様に調べるのは良いことである。

日本だけだなく多少はこれでいいかと思ってやっているのはあるだろう。

<我が国の特徴は>
日本のモノづくりは厳しい検査によって良いものを生み出してきた過去があり、それが世界に認められてきたのである、
なので小さな穴は小さいうちに直す事で問題を最小限に抑えるので、これからもそう言った日本は厳しいんだと思ってもらえるものづくりをこれからも続けてほしいと思う。
不正や不祥事が発生する原因は、話しにくい関係性になっていることが大半です。コンプライアンスは、モラルを持った人達の集まりではないと、機能しない。

<まとめ>

利益が上がれば、何をやってもいいんだと考えていれば、それが発覚した時に、今まできずいてきた信頼性はないまたたく間に地に落ち、いくら、優良企業であったとしても、人としてやってはいけない事をやってしまったら、企業として存在が許されないことを知るべきで、反省して模範となるトヨタであってほしいと思う。

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「加齢による体重の減り方」

<高齢になると>

食欲があると食べ過ぎて肥満になりがちで弊害が起きやすい。

確かに若い人なら、体力もあり体重が増えても気にならないことも多い。

ただ、高齢になるにつれて今までの体重を維持し辛くなる。

となると痩せてくることが多くなる。

例えば、70才以上になると食欲は有りながらも、急にたくさん食べるのがきつくなって体重が減る人がかなり多いという。

<知らなかった傾向>

徐々にというよりは2ヶ月程度の短期でマイナス3キロ、その後一旦落ち着いて、数年後には又食事量が落ち、急に3キロ落ちるといったケースが多いという。

元々肥満な人だけでなく、痩せた人も更に減ることがある。

慢性疾患で心臓や肺に機能低下がある人は特に顕著に見られる様だ。

ただ、標準体重をかなり下回り、かつ、病気と上手く付き合い元気にしている方も多い。

もちろん、何かしらの疾患で急激に体重が減ることがあるので、発熱、倦怠感、などの体調不良や胸腹部の症状を伴えば医療機関で精査するべきだろう。

<まとめ>

加齢による体重減少は、それ自体は自然なかと。

たくさん食べて元の体に戻そうとするとかえってしんどいだろう。

食事量はマイペースが良いと思う。

高齢化して行く中で、様々な過程を踏まえて行くこととなる。

その過程でも、より心身共に聡明で自分らしくありたいものだ。

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「デトックスがもたらす心理的効果」

<春の訪れはデトックスの季節>

若葉萌え立ち、庭や菜の花に春の訪れを楽しみを感じ、楽しむ。

春はデトックスの季節といわれ、例えば普段食べる食事にデトックス食材を加えるだけで体の中からスッキリ解毒、つまりデトックス効果のある食事に早変わりする。

腸内環境を整える食材で便通改善、利尿効果、毒素を体外に排出する回数を増やせる。

平素からデトックスに効果のある食材を選ぶことで、体の中に蓄積された老廃物を日常的に排出したいものだ。

<自然食材>

ヨモギ、パセリ、ウド、ふきのとう、タラの芽、などは自然からの抜群の食材。

スーパーなどで手に入る解毒作用のある野菜も、いろいろある。

例えば「春菊」

春菊は、抗酸化作用が強いβカロチンが豊富。

鍋の野菜として定番。

緑黄色野菜のひとつでビタミン、ミネラルも豊富で、胃腸の調整効果も抜群。

ほうれん草と同等の鉄分が含まれる為、貧血にもとても効果的。

<まとめ>

植物やハーブの効果は、多種多様にある。

予防医学の観点から見ても、家に薬箱のいらないくらいの暮らしが出来たら理想と言っても過言ではない。

メンタル効果は必ず上がり、心身もリフレッシュ。

デトックス効果は間違いなく健康的で知的な生活に繋がる。

春は新芽の時期とあって新鮮で栄養価も豊富な為、

季節的にもタイミングは良い。

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「あなたは大丈夫?」

<詐欺を見抜けない心理>

だから、あなたもだまされる…

詐欺見抜けない理由とは。

「私は、だまされない」ある祖母はそう思っていたが、昨夏、特殊詐欺の被害に遭う。

被害額は100万円。

特殊詐欺のニュースを見ながら「なんで、あんな詐欺に引っかかってしまうのか」と首をかしげる人も多いだろう。

被害者心理からすると、その視点は「孫助けたい」と信じた電話。

<100万円渡した祖母と受け子がたどる道>

高齢者が被害に遭いやすいと言われるのは、年齢とともに認知機能が低下することと関係があると思いがちだが、それは完全な勘違いだという。

家族の危機を察知し、時には銀行の制止を振り切ってまでお金を渡す。

これは認知機能がしっかりしていないとできないわけで、実際、働き盛りや若者やいろいろな世代が巻き込まれているのが現状。

オレオレ詐欺

実際にオレオレ詐欺の被害に遭った人の8割近くが「自分は被害に遭わないと思っていた」と答えたという調査結果もある。

つまり。警戒できていないと、だまされやすいのは当然で「私はだまされない」と思って、無防備になってしまっている。

これは、自分の弱さを知らない「脆弱性の無知」と言える。

<まとめ>

自分が弱い、もろい、だまされやすいと分かっていないから、誰かが被害に遭ったと報道されても「ひとごと」としか思っていない。

だから、無警戒になってしまう。

なぜ人は「自分は大丈夫」と思い込んでしまうのか。

つまりそれは、非現実的楽観主義者だからではないだろうか。

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「人間は人助けが好き」

<人間の心理>

人間は、人助けが好き。

シドニー大学が発表した興味深い記事。

その発表によれば、私たちは人を嫌うこともあれど、なんだかんだ他の人を助けるのが好きだというもの。そんな研究結果を、シドニー大学とカリフォルニア大学ロサンゼルス校の教授らが共同で発表したという。

<研究範囲は>

イギリスからイタリア、ポーランド、ロシアの小さな町、エクアドル、ガーナ、ラオス、そしてオーストラリア全土の先住民の村まで。

ここでは、平均して2分17秒に1回、人は他の人に対して助けようとする、皿を手渡したりなどするということがわかった。

このささやかなサポート行為は、断られるよりも7倍多く応じられるという結果が出でいる。

つまり、どこの場所で実験をしても、そして、文化が違ったとしても、人々は必要に応じて他人を助けているという見解。

<自己犠牲>

愚かなお人好しにならないためには、自己犠牲はヒーロに任せておきなさいという苦言がある。

世の中には、「人助け」とか「善意の施し」みたいなことが頭に染みついて、それが自分の行動指針になっているような人もおり、自分の利益よりも他人の利益を優先して行動する人は、とてもありがたい存在ではあるし、その行動自体は否定されることでは無い。

ただ、あくまで自分が人を助けたいと思ったとき、役に立ちたいと思ったときだけやればいいことであって

そのときの自分の意思に反して、本当はやりたくないのに「人助けするべき」だとか「善意を施さなければ」というような義務感に縛られて行動してしまうのは、自分を潰して人を助けるという「自己犠牲」にあたる。

いつまでも続けられるものではないし、自分のことを犠牲にしていると結局、反動がくる。

<まとめ>

心理学では、いわゆる「人助け」のことを援助行動とよび、主に社会心理学を中心に研究が進められ、援助行動とは、他者に利益をもたらそうと意図された自発的な行動と定義されている。
 また、援助行動のうち、利他的に動機づけられた行動は利他的行動とよばれている。
利他的とは、他者の利益のために外的報酬を期待することなく、自発的意図的に振る舞うことを指し、逆に自己の利益を考えた上での行動は利己的行動とよぶ。
 利他的行動は他者に対する寛容や同情の表現、援助や救助、分与や寄付、社会的な不公平や不平等の是正などの形で表現され、ただ、これらの行為が真に利他的行動であるか否かは、先に述べたように行為者の動機による。

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「深刻な実態」

<首都直下地震

南海トラフ巨大地震、富士山噴火、過去にも起きた恐怖の大連動は、東京、日本をどう壊すのか。

いつやってくるかわからない震災に向き合うための必読書「首都防衛」では、知らなかったでは絶対にすまされない「最悪の被害想定」がありありと描かれているそうだ。

読めばこれは、人の心理をかなり揺さぶる内容だ。
<首都直下地震の被害想定>

東京で生活する人が気をつけなければいけない大災害の一つに「首都直下地震」がある。

知らない人も多いが、東京都はその被害想定を公表している。

東京都は2022年5月に公表した首都直下地震の被害想定で、直接被害額を21兆5640億円としている。

だが、これは建物やインフラなどの直接的な経済被害だけを推計したもので、企業の生産活動やサービスの低下といった間接的被害を含めれば、日本の国家予算に匹敵するダメージを受ける可能性がある。

都内総生産、つまり名目が110兆円を超える中で首都が壊滅的な状況に陥れば、日本経済の損失は計り知れないと、首都防衛より。

21兆円、あるいはそれ以上の被害が想定される自身は、そのまま日本全体の危機へとつながっていく。
帰宅困難者は最大約453万人に…

地震の被害は当然、経済的なものにとどまらない。

<私たちの身に直接降りかかる被害>

それは一体、どれくらいのものだろうか。

都の試算によれば、首都直下地震が冬場の平日昼に発生した場合、職場や外出先から自宅に戻れない帰宅困難者は最大約453万人に達する。

都内との往来をする人が多ければ多いほど、その数が増えるのが自然だ。東京駅周辺で約2万8600人、新宿駅周辺には約3万7500人が屋外に滞留し、駅付近に集まると考えられる。

鉄道の運行停止や交通麻痺が長期化すれば、混乱やストレスはさらに増す。

主要駅では大混乱が起きることは目に見えている。

こうした大震災の発生に備えて、最新データやシミュレーションを知ることが、自分の命を守ることにつながるはずだ。

<まとめ>

ある日突然、日本人を襲う大災害、最悪のシミュレーションでは、日本でかなりの確率で起こり得る「恐怖の大連動」の全容を具体的なケース・シミュレーションで描き出している。

それを見るだけでも人の心理とは本当に実際に合わなければと呑気な気持ちが深層心理にある。

あくまでシュミレーションな訳で、それをリアルに想定して備えを行うかは、やはりその人次第だろう。

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「人間の自己家畜化」

<自己家畜化>

20人に1人が精神疾患という現代社会の生きづらさは人間の「自己家畜化」が生み出した。
20世紀以降は社会規範から外れた人の定義が広がり、そして現代では、かつては社会に許容されていた人でも、精神科医療を受けないと生きていけない時代になって来ているという。

「自己家畜化」という言葉は、生物が進化の過程でより群れやすく、より協力しやすく、より人懐こくなるような性質に変わっていく現象を指す。

<現代の精神構造>

人間はどこまで家畜なのか、現代人の精神構造はどうなのか。

その代表例として犬や猫を挙げてみると、進化生物学の研究では人間も自己家畜化をしており、そのお陰で今日の様な高度な文明社会を築くけたという。

ただ、高度に複雑化した現代社会において、全ての人間がその変化に適応出来ている訳ではなく、厚生労働省の調査では、今や20人に1人が何かしら精神疾患の治療を受けている。

<この状況をどう捉えるべきか>

自己家畜化され、普段から何かしらの生きづらさを抱えると、感情の起伏が激しくなったり、他人に手を上げてしまう様なことも。

だが、そういった今の社会規範から外れた精神状態の人でも、かつてそれが正常とみなされた時代があったわけで、それは、個人の特性に留まる問題なのか、社会に問題があるのか、そして自己家畜化の良い点と悪い点は何か、生物学的な自己家畜化と文化的な自己家畜化に分けて整理しなければ分からない。

< 生物学的進化 >

人間は生物学的進化の過程で、ストレス反応をつかさどる神経内分泌系が縮小し、不安や攻撃性を減らすセロトニンの量が増え、その結果、争わずに協力する習性を身につけて来たと言える。

この生物学的自己家畜化については、悪いことではなく、さらに、人間は礼儀やマナー、個人主義や社会契約、資本主義などを次々に生み出し、そうした社会規範に適応していくことで現代の安全で便利な生活をも手に入れた。

<文化的自己家畜化>

文化的自己家畜化に関しては、誰もがその変化について行ける訳ではなく、精神疾患の増大もその一例となっており、もっと卑近な例を挙げれば、今の社会ではタイパやコスパが重視され、いつも急き立てられている様に生きている側面があるのは否めない。

精神的に余裕がない生活を強いている点においては、文化的自己家畜化が私たちを圧迫している部分があるのではないかと考える。

近年注目されている発達障害も、文化的自己家畜化の過程で浮かび上がって来たことだという。

<時代は流れる>

18~19世紀頃から、放浪者や社会からはみ出した人々を精神科病院に隔離して管理するという風潮が生まれる。

その後、特に20世紀以降は、いわゆる、社会規範から外れた人の定義が広がり、そして現代では、かつては社会に許容されていた人でも、精神科医療を受けないと生きていけない時代になって行く。

現在、精神科医療の外側で語られているHSPなども、そうした現代の生きづらさのひとつの表れだという。

HSP→繊細すぎて神経過敏な特徴を持つ人をいう。

<増えてしまったマナー>

身分制度が厳格だった時代において、マナーは上の階級がその下の身分と差別化する手段だった。

ほかの人よりきちんとした人間に見られたいという動機は数百年変わっていない気がする一方、数百年の間に守るべきマナーがどんどん増えてしまい、それを守るのはとても大変なこと。

精神疾患を抱える人が増え続ける現在、例えば、誰もが何らかの点でアブノーマルであるという域に達したら、文化的自己家畜化はどのように変化していくのか。

<エンハラスメント>

最終的には、精神疾患の有無に関係なく、誰しもがエンハンスメントを行なって社会規範に追いつこうとするような未来が訪れるかもしれない。

エンハンスメントとは「本来は病気や障害の治療のために開発された医学的な技術を、能力向

の手段として用いること」をいう。
 ただ、既に私達は生活にエンハンスメントを取り入れており、日常的にコーヒーやエナジードリンクを飲むという形で、自身の体をコントロールしているので、みんなが薬を飲んで体をコントロールする未来は一見ディストピアの様で、既に始まっていると言えるかも知れない。

<まとめ>

現代において、性的な多様性の理解や受容は徐々に進む一方で、精神疾患などを含む「精神の多様性」は除外されている様に感じる。

つまり、社会規範を守れる人は、多様な個人のあり方が認められるようになり、一方で社会規範を守り切れず、そこから脱落しそうな人に対して理解と受容が進んでいるのかは、疑問だ。

障害者支援や特別支援教育はもっと進展すべきで、どんな人間とも共に暮らしていける社会というのが理想であり、目指すべきゴールだと思う。

又、人間の脳には霊長類以前の時代から変わっていない動物的な部分もあり、縮小してきたストレス反応を司る神経内分泌系もそのひとつで、実際に今も人間は動物的にふるまうことは多い。

たとえ、どれだけ家畜化しても、人間の動物的な在り方に配慮のある社会にしていきたいものだ。

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「心理的安全性」

<管理職の苦悩>

心理的安全性をと言われても、管理職の苦悩を考えると、かなりの負担。

多方面からのプレッシャーから身を守るには、3つのポイントがあるという。
職場の心理的安全性が求められる中、管理職自身の心理的安全性が脅かされていると昨今言われ、職場に心理的安全性を、と言われるほど、プレッシャーが掛かり、内心、そんな思いを持つ管理職が増えている様だ。

<現場でよく聞かれるリーダーの悩み>

とある書籍、マネジメントに役立つ「心理的安全性がよくわかる本」というのがあるが、これによると、現代の多くのリーダーは、終わりの見えない業務量、世代や価値観の異なるメンバーの育成、上司や経営からのプレッシャーなど、息つく暇もなく全方位から襲われるような心理的不安感に苛まれているという。

上司の心理的安全性なくして、職場の心理的安全性無し。

職場を心理的安全な場にしたいのであれば、まず、リーダー自身が心理的安全な状態をつくることが必要不可欠だ。

多くのリーダーは、多方面からのプレッシャーに苛まれながら心理的不安を抱えており、部下のマネジメントは世代間ギャップやリモート環境などで難易度が高まり、上司や経営からは目標達成のプレッシャーをかけられ、横の他部門からは納期や品質への高い要望があり、不安は尽きない。

<脅かされる上司の心理的安全性>

部下側の立場からのみ語られてしまう心理的安全性に対し、自分の心理的安全性はどうなるのかと、必然的に疑問を抱く現場管理職は考えてしまう。

リーダーは、部下や周囲に大きな影響力を与える存在、自身の心理的安全性を確保出来ていない状態で、部下や職場に心理的安全性の重要度をいくら説いても虚しく空回りしてしまう状態は想像出来る。先ず、自分自身を心理的安全な状態にすることから始めるべきだ。

リーダー自身の心理的安全性を高める為には、レジリエンスを高めていくことが必要。

つまり困難な状況に直面しても心折れることなく自ら回復して乗り越える力が必要で、日々、様々な角度からプレッシャーという名の困難やストレスがかかり、自身の心理的安全性が脅かされているリーダーが、それらを跳ね返すレジリエンスを養うことは必須だ。

<3つのポイント>

レジリエンスを高めるには、3つのポイントが有効。

①足るを知る。
ストレスやプレッシャーの要因となる「困難」は、外部から一方的にかけられるものと認識しがちだが、責任感や向上心の人一倍強い完璧主義のリーダーこそ、自ら困難の度合いを高めている。

②完璧主義から完了主義へシフトする。
ほどほどで終える完了主義者のこと。

完璧主義に陥ると一切の妥協を許さず、品質にこだわり、他人や部下に任せずに責任を抱え込み、毎回オーダーメイドで依頼主の期待に応えようとするが、完了主義者は、常に相手基準で、相手の期待を上回る合格点を取れれば、自分基準の満点は取れなくとも良いと考え、絶対に外せない要点は押さえつつ、協力者と責任を分担し、時には、他で上手くいった知恵を転用するなど効率性も実現。

自ら抱え込んで困難を大きくしてしまう完璧主義から脱却するべし。

③心のポーズボタンを押して最適な選択をする。
生活の様々な瞬間で、選択を迫られる時、起こった出来事に対して、剥き出しの感情に任せて反応すると、自分は元より周囲の心理的安全性も阻害されてしまう。

怒りの情動を発動する前にワンクッション置いて心のスペースを空ける一時停止の様なボタンを押すことが出来れば望ましい未来への最適な思考の選択をすることが可能。

<まとめ>

多方面からかかるプレッシャーから身を守る為には、3つのポイントがあるということ。

それは、レジリエンスを高めるということ。

完璧主義よりも完了主義に徹すること。

心のポーズボタンを押して最適な選択をすること。

人間の心理は複雑でもろいもの、心理的コントロールを上手く行えれば、最良の結果も見えて来る。

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「地震に対する脅威心理」

<その瞬間まで>

誰もがゾッとするのは間違いないが、その地震がおきる瞬間までは仕事や学校に行って生活費を稼いで生きている。
普通の生活者である自分達に出来る事といえば、数日間の非常食、避難袋を用意しておく事と、携帯電話が通じない時の家族間での連絡方法や集合場所を決めておくことくらいだろう。

後は、週刊誌を読んで不安になるよりも、いつかは誰もが必ず迎える「その日」まで、やりたいことを先送りせず楽しく仲良く生きる事だと自分に言い聞かせるなんて事は誰でも思うのではないか。
<3.11の当時>

知人が都内の高層マンションの20階以上に住んでいて、長周期地震動によって部屋全体がぐるぐると円を描くようにゆっくり大きく揺れたそうだ。
エレベーターも数日間停止し、買い出しに外に出るにも非常階段のみ。

ここはもう住めないと都内から離れた戸建てに引っ越したそうだ。
災害時にすぐに外に出られるか…

これは、高確率でキーポイントになる。

<被害想定>
近年、首都圏が危ない、と言われて久しいが、実際、人口密度の高い地域で大規模地震が発生したら、想像できないくらいの被害だろう。
ただ、首都直下、南海トラフ、いずれも危険度が高いのは事実だが、そちらにあまりにもフォーカスされ過ぎて、それ以外の地域の危険性が後回しになったのではないか。
先月の能登地方も危険性は10年前に指摘されていたというのに、耐震化への働きかけは無かった。

映像では木造家屋の被害が多く、やはりもっと対策が出来たのではと思う。

五輪、万博と巨額イベントにはどんどん金を使うのに、老朽化したインフラ整備は後回し。

これも自民党の利権政治が影響し、変な所にお金が回るのではないか。

本気で老朽化対策を講じてほしい、少子高齢化であっても住民は普通の暮らしが続く以上、税金の使い道の優先順位を考えるべきだ。
<まとめ>
まだ災害が起こってない場所では、防災の備えを確認するとか、家具を固定しておくとかによって、心配を昇華するのが今出来る事のひとつだ。

被災時は、津波で流されたり、家が焼けたりする。多くの人が準備をすれば助かる人も多くなる。

ただ、助かってから、生き抜く戦いが始まる。

物は壊れたり無くなったりするが、災害時の為の知識を記憶してれば、忘れない限り役に立つ。

人の心理とはそういうものだ。
心配だけして、何もしないよりはずっと良い。

【被災者への祈り】

https://youtube.com/shorts/SLeUba2ujpc?si=3Wns2fwkCNR6utHP

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