人間の心理

心理学から紐解く人の心理

「地震に対する脅威心理」

<その瞬間まで>

誰もがゾッとするのは間違いないが、その地震がおきる瞬間までは仕事や学校に行って生活費を稼いで生きている。
普通の生活者である自分達に出来る事といえば、数日間の非常食、避難袋を用意しておく事と、携帯電話が通じない時の家族間での連絡方法や集合場所を決めておくことくらいだろう。

後は、週刊誌を読んで不安になるよりも、いつかは誰もが必ず迎える「その日」まで、やりたいことを先送りせず楽しく仲良く生きる事だと自分に言い聞かせるなんて事は誰でも思うのではないか。
<3.11の当時>

知人が都内の高層マンションの20階以上に住んでいて、長周期地震動によって部屋全体がぐるぐると円を描くようにゆっくり大きく揺れたそうだ。
エレベーターも数日間停止し、買い出しに外に出るにも非常階段のみ。

ここはもう住めないと都内から離れた戸建てに引っ越したそうだ。
災害時にすぐに外に出られるか…

これは、高確率でキーポイントになる。

<被害想定>
近年、首都圏が危ない、と言われて久しいが、実際、人口密度の高い地域で大規模地震が発生したら、想像できないくらいの被害だろう。
ただ、首都直下、南海トラフ、いずれも危険度が高いのは事実だが、そちらにあまりにもフォーカスされ過ぎて、それ以外の地域の危険性が後回しになったのではないか。
先月の能登地方も危険性は10年前に指摘されていたというのに、耐震化への働きかけは無かった。

映像では木造家屋の被害が多く、やはりもっと対策が出来たのではと思う。

五輪、万博と巨額イベントにはどんどん金を使うのに、老朽化したインフラ整備は後回し。

これも自民党の利権政治が影響し、変な所にお金が回るのではないか。

本気で老朽化対策を講じてほしい、少子高齢化であっても住民は普通の暮らしが続く以上、税金の使い道の優先順位を考えるべきだ。
<まとめ>
まだ災害が起こってない場所では、防災の備えを確認するとか、家具を固定しておくとかによって、心配を昇華するのが今出来る事のひとつだ。

被災時は、津波で流されたり、家が焼けたりする。多くの人が準備をすれば助かる人も多くなる。

ただ、助かってから、生き抜く戦いが始まる。

物は壊れたり無くなったりするが、災害時の為の知識を記憶してれば、忘れない限り役に立つ。

人の心理とはそういうものだ。
心配だけして、何もしないよりはずっと良い。

【被災者への祈り】

https://youtube.com/shorts/SLeUba2ujpc?si=3Wns2fwkCNR6utHP

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