人間の心理

心理学から紐解く人の心理

「権力者の威光を借りて威張る人」

<権威を傘に着る>

例えば、権威を笠に着る人。

この様な人は、事あるごとに権力者の名前を出す。

何故だろうか?一体どの様な心理なのか。

それは、権力者の名前を出す事によりみんなが従うからだ。

だが権威を笠に着る人は、本当は自分に権威があるかのように思わせることで相手の意気を削ぎ、自分の意のままに動かそうとするのが目的。

少しややこしいが、裏を返せば、権威を笠に着る人というのは、実は自分には実力も人望もないのだと知っており、だから他人の権威を持ち出さないと誰も動かない事も知っているという事だ。

常日頃、権力者と親密な関係にあるのだという事をアピールしつつ、トラブルでも起こりそうになるとここ1番、権力者の名前を出す。

こういった時の心理こそ

「俺は権力者と仲がいいんだぞ。」

「私に逆らうと権力者に逆らうのと同じ」

「だから私の言うことに従え。」

など言って威圧している。

<対処法>

では、どの様に対処するべきか…

先ず相手のその人自身の行動や能力を褒める。

相手の心に響かせるのが目的。

他人の威光を利用しなければ何も出来ない人だから笠をはぎ取った自分には魅力がないと悟っている。だから、借りている力を褒めるのではなく、その人自身に対し褒める。

そうすると対等な関係を築く様に導ける。

次に、周囲の人達に根回しをする。

そして複数の人達と臨み毅然とした態度を取る。

例えば、どうしても強く出なければならない時は、出来る限り根回しをしてから複数の人たちと一緒に毅然とした態度で臨むと、揉めずに意見が通り易くなる。

この時、気を付けたいのが、攻撃的な対応により、権威を笠に着る人の後ろに控える人が出て来る場合があるので止むを得ない以外避けた方が良い。

最後に最も効果的な方法。

ずばり、権力者を味方に付けてしまう事。
そうすれば権威を笠に着る人は、こちらを攻撃する事が出来ない。

その他時間があれば、権力者と強い結びつきがあるのか調べてまる。
要は本当に権力者と強い結びつきがあるのか調べる。

食事会などで権力者と同席した際に、何気なく探り

権力者の周辺の人から聞いてみると良い。

意外にも権威を笠に着る人が、それ程権力者と深い関係は無かったりする。

裏を押さえておけば威圧的な態度を取られても恐れる必要も無い。

逆に本当に権威を笠に着る人と権力者が親しい関係ならどうするか。

いずれ権力者は終焉の時が来るので後ろ盾が無くなるのを待つ。

やがて強気に出られなくなるからだ。

<まとめ>

権威を笠に着る人の特徴は… 
「偉そうにしている」「ハッタリをつく」

「実は自分に自信がない」

「実はは実力がないと分かっている」

「プライベートではおとなしい」

対処方法は…

「相手自身の行動を褒める」

「権力者と親しくなる」

「根回しをして多数で対応」

「本当に権力者と親密か裏どりをする」

権威を笠に着るというのは、権力のある後援者の力を借りて威張る事だから本人に実力は無く権力者の威光を借りて威張ると考えてみれば情けないもの。

権威を笠に着る人を他に「取り巻き」「腰巾着」と形容したりする。

「虎の威を借る狐」なんかも良く知られている。

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「負けず嫌いな人の心理」

<負けず嫌いな人>

負けず嫌いな人の心理は、主に承認要求と自尊心が強いところに注目する。
人に評価されたいと思う承認要求や人より優れていたいという自尊心は誰にでもある。

そして、負けず嫌いの人はその気持ちが人一倍強いのが特徴だと言える。

自己評価の裏返しも目立ってしまう。

例えば、昨日の俺はついてなかっただけだと負け惜しみを言ったり、本気を出せば俺はもっとスゴイ、本当の俺を見れば負けるわけがない、など。

つまり、自分より劣る人が追い上げて来ると不安で不機嫌になる。

もう自分の地位や評価が奪われるのではないかと不安と焦りから機嫌が悪くなる一方。

負けず嫌いで、負けてなるものか!と努力して結果を出したり、周りから認められてら素晴らしい。

しかしながら、負けず嫌いな人の中には、自己中心で他人の気持ちを考えないで人を見下したり、嫉妬心からなのかライバルに嫌がらせをしたり、更にはライバルを蹴落して、自分が成り上がろうと考える人も居て、結局そういう人は周りの人の足を引っ張ることになる。

当然周囲も困ってしまう。

ただ、環境によって作られる負けず嫌いな性格と言うものもあり、負けず嫌いな性格は元々の性格によるところもあるものの、環境によって作られる面もあると言える。

<事例>

分かり易い例が、進学塾や進学校に在籍している生徒。

受験競争に勝つように駆り立てられる環境に置かれているので、他のの生徒と比べると、負けず嫌いな性格がどうしても出てしまう。

ランキングを気にしてしまう。

学校でも職場でもランキング形式で個人の成績を張り出すことが多いので、これも競争心があおられ負けず嫌いを生んでしまう。

その為、成果を出すために競争心をあおることは、一定の効果があり、有効だと考えられている。

<まとめ>

最後に負けず嫌いな人の特徴は…
「強がる」「気が強い」「努力家」

「嫉妬心が強い」「プライドが高い」

「理想が高い」「最後まで諦めない」

「思い通りにならないと気が済まない」

負けず嫌いな人は負けたく無い一心でこの様な心理と特徴があると言える。

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「自慢話ばかりする人の心理」

<自慢話ばかりする人の特徴>
「自分に自信がある」「1人より大勢でいたがる」

「自分が好き」「周りの空気が読めない」

「誰かにかまってほしい」「負けず嫌い」

「社交的」

<自慢話ばかりする人の心理>
この場合、承認欲求が強いという事である。

承認欲求とは「注目されたい」「認められたい」

「自分のすごさを知ってほしい」「ほめてほしい」

「がんばっているところを見てほしい」

「他者から認められたい」「自分を価値ある存在として認めたい」という欲求であり「尊敬・自尊の欲求」とも呼ばれる。

自慢話が多い人は「すごいね!」「羨ましいな!」などと言われることを期待している。

自慢話をしたら注目される、注目されることで自分は価値のある人間であることを確認したいと思っている。

でも、もし社会的な偉業を成し遂げれば、世間から勝手に賞賛されるから、自分から言わなくても承認欲求を満たすことは出来る。

しかし、些細なことや個人的なことであれば世間から賞賛されることは皆無。

つまり、裏を返せば自慢話ばかりする人は、承認欲求が満たされていないから自慢話をする。

<自慢話ばかりする人の対処法>
先ずは共感すること。
自慢話ばかりする人はある意味扱いやすい。

話を聞いて、持ち上げると効果的、それだけでも相手は満足する。

会社などで上司に自慢話をされた時は、適度に相槌を打ち興味があるフリをする。

へぇそうなんだ!すごいじゃないか!とオーバーな反応を見せる。

他愛ない自慢話でもきちんと聞いて相手を立てる。

<人の自慢話を不快に感じないようにするには>
他人の自慢話を聞くと、「またか」と思ってうんざりすることも正直ある。

それをよそに、自慢話をする人は、自分の話を聞いてほしい、認めてほしいことの表れ。

自慢話ばかりする人は小者が多く、自分から言わなければ褒められることがない。

又、過去の栄光ばかり自慢する人は、逆に今現在自慢することがない。

以上のようにすれば不快な気持ちも無くなる。

<自慢話を切り上げたい時>
シンプルに、そんなことを自慢されても羨ましく思ってないよとアピールする。

他人の自慢話を切り上げたいときは、それくらい誰でも出来るよ、誰でも同じものを持っているよなどと言って相手の自慢話ね対して、たいした価値がないことを率直に伝える。

職場などで「俺のおかげだろ」と自慢する同僚には「ほかの人のフォローがあったおかげだ」と言って見る。

過去の成功話をされたら「すごいですね。それで今はどうなんですか?」と聞いて見る。

<まとめ>

かくなる上は、自慢話を切り上げる最終手段として

「目を合わさない」「相槌を打たない」

「相手の自慢話に興味がないフリする」

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「オタク度を知ろう」

自分のオタク度を調べて見よう。

熱中するものがあるかないか、オタクとは何かに熱中し没頭する人だが、その分野についてはとことん極めるが、それ以外は変人に見られる事もあるかも知れない。

では、早速、簡単な心理テストへ。

あなたが、前から見たかったアトラクションを見にテーマパークへ行ったとしよう。

しかし、開始が遅れ最後まで見ると帰れないことがわかる。

さてどうするのか…

時間が無いけど見たい‼️ あなたならどうする❓

最後まで見て朝帰る→Q2へ

最後まで見ずに帰る→Q3へ

 

Q2では、朝まで過ごすならどっちが良い❓

空室のある近くのホテル→Aへ

24時間オープンのファミレス→Bへ

 

Q3最後まで見ずに帰る理由は何かを選んで下さい❗️

明日の事(仕事など)が気になる→Cへ

帰って寝ないと疲れる→Dへ

 

[Aの人]

好奇心が強く、ひとつの事に熱中し易い人。

夢中になるとその事だけに集中して他の事はどうでも良くなる。

ただ自分はオタクだと思っているが、真のオタクでは無い。

興味がどんどん変わっていくのでどちらかと言うと熱中している時の充実感を味わいたい人。

(オタク度★★★☆)

[Bの人]

自分の好きな事に熱中し没頭し易いタイプ。

☆それ以外の事には関心が無く夢中になると生活習慣さえも無頓着になる。

(オタク度★★★★)

[Cの人]

社会的な適応力のあるバランス人間。

周りの状況に合わせ自分は何をすべきか考えて動け、人付き合いにも気遣いでき、周りと上手くやれる。他人に理解出来ない様な趣味は持たず、好きな事も熱中しない、オタク的な人の趣味は理解しがたいと思っている。

(オタク度★☆☆☆)

[Dの人]

あまり好奇心は強くない人間。

熱中出来るものや夢中になれるものが逆に見つからないと感じているのかも。

やや覇気が欠けるタイプだろう。

しかし、身の回りを快適にはしておきたいという気持ちがある。

だから物をため込む傾向がある。

このタイプの人は、普段オタク度は低いが、これだ‼︎というものを一旦見つけると収集オタクになるマニアックさがある。

(オタク度★★☆☆)

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「否定をする時の心理」

<人が否定する時>

例えば相手に対してとかく否定的、否定をする事が多い人の特徴は…

「真面目、慎重」「考えが古い、頭が固い」

「強情、傲慢」

「自分のことは棚に上げて物を言う」

「納得しないと行動しない」

「常に自分が正しいと思っている」

「他人の忠告は聞かない」

「リスクばかり考えている」

<相手を否定する事が多い人>

では、相手を否定する事が多い人の心理はどうなのか…どんな時なのか…

「それはダメだ、あれはダメだとダメばかり言う」

「自分の優位性のアピールをする」

「言葉でマウンティングをとる」

「変わる事を恐れている」

以上の様な時や、そういった人は、相手を否定する事で自分の強さを見せようとする狙いがある。

<まとめ>

つまり、自分の評価は下げたく無い、むしろ上げたいので否定して相手の評価を下げる。

これは、自分が向上しようとしていない。

相手を否定することで自分の立場を守ろうとする。自分は他者より優れているという気持ちの心理が奥底に見え隠れしている。

よくある口癖が「お前は何も分かっていない。」と言う事。

気持ちが剥き出しで現れている。

要するにこの発言は、裏を返せば「自分が一番よく分かっている。」「俺はすごいんだ。」と言っていおり、こういう人は、今の立場や環境が変わるのを恐れている傾向がある。

そう、保守的になっていると言える。

だから、自分とは異なる意見や新しい発想には否定する傾向が強くなる。

さてあなたはどう考える?

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「嫌味を言う心理」

<嫌味を言う人の心理>
 いくつかのタイプ別に嫌味を言う人を分けてみる。

①日頃から誰にでも嫌味を言う人
これは、嫌味を言うことがクセになっている。

日頃から誰にでも嫌味を言っている人は、嫌味の1つでも言うことがコミュニケーションになっているので、本人に悪気は無い。

②時々だが嫌味を言う人
これは、ストレスを抱えている表れから発してしまう人。

普段は嫌味のない人が、たまに嫌味を言うという事は、何か不愉快な事があってイライラしている可能性が高いと言える。

③同じ人にだけ嫌味を言う人
例えば、完璧主義で仕事が出来る人は、仕事が出来ない人を見下してしまい、仕事のこなせない人が許せない。

このタイプな人は仕事が出来無い事について嫌味を言う。

仕事が出来ない人を見下して優越感を得たいか、他人のミスが許せない人に多い。

④嫉妬している人
嫌味は、嫉妬心から言う人もいる。

他人の優れているところや恵まれているところを妬ましいと思って言ってしまう。

<まとめ>

嫌味は相手を嫌な気持ちにさせる言動。

何らかの場面で嫌味を言われてしまう状況の時は、あっさりと受け流し、全く反応が無い様にする、又は無いフリをして回避すると良い。

日頃から様々な場面で嫌味を発する人は現れるかとは思うが、逆に受けて立とうとしてもキリが無くなるので、反応しないのが得策だろう。

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「見える人には見える」

<あなたにも見える?>

あなたにも見えるかも知れない…

木目が人の顔に見える現象。

シミュラクラとパレイドリア。

<これらの現象は>

シミュラクラ現象は、人の目には3つの点が集まった図形を人の顔と見るようにプログラムされているという脳の働き。和訳は類像現象

パレイドリア現象は、心理現象の一種。

視覚刺激や聴覚刺激を受けとり、普段からよく知ったパターンを本来そこに存在しないにもかかわらず心に思い浮かべる現象を指す。

パレイドリア効果とも言う。

<まとめ>

自分には、このドアの上半分の範囲で赤ちゃんの泣き顔と狼の顔が2匹見える。

自己判定はシュミラクラ現象。

【動画】見える人には見えるhttps://youtu.be/8sIV77PosO4

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「アクセサリーを身につける心理」

<神秘的象徴>

その昔、指輪、イヤリングやネックレスは、狩猟の御守や、神秘的象徴として始まったとされる。

これらは、アクセサリーとして時代を経て権力や勢力の立場を象徴する証しとなる。

その内一般市民も盛んに自分というものを飾るようになる。

現代人は当然、大昔の様に命を賭けて野生動物と戦い狩猟したり、呪術に頼る心配も無くこれらの生活から解放された。

<現在の心理的な理由は>

では、現代人がアクセサリーを身に着ける心理的な理由はどんな意味合いがあるのか…

調べてみると、アクセサリーが持つ2つの意味合いというのがあるみたいだ。

<大きく分けた2つ意味合い>

1.象徴としての意味合い。

2.見た目を飾る意味合い。

<宗教的,社会的>

パールなどがその象徴として代表的なアクセサリーで、着飾るという目的が薄い。

<アピールしたい思い>

異性に見てほしいのが圧倒的に多い?

他人に見て欲しいのはもちろん、やっぱり異性に見て欲しいのが本音。

<まとめ>

現代人に多いと思われる見た目を飾る目的でのアクセサリーの意味合いとは、アピールしたいという気持ちの表れど他人(特に異性)に見てほしい。

だから、見て欲しい部位に着けるべし。

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「HSPについて」

HSPとは>

英語で、Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)「ひといちばい繊細な人」という意味で、この頭文字を取ってHSPと言う。

これは、エレインアーロン(Elaine Aron)博士によって付けられた「人の気質」を表す名称。

90年代初めに繊細な人についての研究を始めた。

アーロン博士によると、人口の約20%は、このHSPなのだという。

HSPは人に限らず>

又、100種類以上の動物(人に限らず、小蝿、鳥、魚、イヌ、ネコ、馬、霊長類など)に同じ気質が見られる事から、「繊細さ」は生きとし生けるもの全ての生存本能「生き残るための戦略のひとつ」であると考えられているそうだ。

<まとめ>

この様な気質を持つ人は、職場や家庭などの生活の中で気疲れし易い。

そして、生きづらいと感じている方が多いとか。

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「こころ検定」

<こころ検定とは>

こころってなに?

文部科学省後援こころ検定からメンタルケア心理士とメンタルケア心理専門士へ。

文部科学省後援こころ検定試験を主催する日本学術会議協力学術研究団体メンタルケア学術学会はが、2006年より先駆けて大学学部、大学院での養成ではなく、民間スクール等いつでも、どこでも日本学術会議協力学術研究団体指定(メンタルケア学術学会以外は大学、大学院養成のみ認定)学会認定心理系資格として「メンタルケア心理士」「メンタルケア心理専門士」を養成出来るのだとか。

<こころとは人間そのもの>

こころと一口に言っても、一般的な辞書等の解釈ではこころは非常に多義的、抽象的な概念で人間や生き物の精神的な作用のもとになるものを指す。

そして、感情、意志、知識、認知、記憶等を含みつつ指しているとある。
つまりそれは、物質として存在しないその人や生物そのものの意識。

そして、生きていると明らかに感じるそのものともいえるのだ。
だから、こころとは人間そのものと言っても良いのかもしれない。

<こころを学ぼう>

では、そのこころを学んで見よう!

こころを意識して行動し生活する。
人間や生き物で最も大切である「こころ」を学問として捉え、心理学を学ぶのだ。

こころ検定の試験勉強を通じて、身近に誰もがこころを学問として学び自分自身のこころを理解し、人のこころを感じとれる“本当の人間”を理解して行く。

「こころ」を学ぶことで科学的に解明、証明したこころの状態を把握し、そのこころの知識を生かすことによって生きやすい状況にもたらすものなのだと考える。

そもそも、今まで専門研究者の学問であった心理学を、一般の人達の学問として普及に努め、心理学を日常の生活に役立てる体系づくりを行えたらどんなに役立つだろうか…
しかも、自分のこころを理解することによって、周りの人たちのこころにも理解することで自分自身の行動や相手に対する言動、こころ遣いが出来る事が、実現出来たら素晴らしい。
ストレスフリーの自分自身の生活や周りの環境メンタルを整え、健康かつ幸福につながるこころを養えたら更に素晴らしいと思う。

私達は、実は常に無意識にこころに感じるままに行動したり、感情を表したり、考えたりして生活しているので、無意識な心だ。

<まとめ>
「今まで無意識で気づかないこころを学問として学びこころは、人の生活や社会でどのような影響を与えているのかを理解する」

基礎心理学を中心にこころのメカニズムを知識として理解し、より良いこころの環境を作り出せる人に成るべし。
また1級のメンタルケア心理専門士、2級のメンタルケア心理士では基礎心理学に加え、臨床心理学まで学び実際こころでの人への関わりや援助が出来る知識と技能を持った人を育てる。

2018年8月には文部科学省後援検定事業として認可された。

文部科学省後援こころ検定3級、4級は心理学領域の中の基礎心理学の修得を目指すもの。 

メンタルケア心理士、メンタルケア心理専門士では、応用心理学の一つである臨床心理学の基礎の修得を目指すもの。

メンタルケアカウンセラーは、試験制度は無いがメンタルケアカウンセラー講座を教育指定校で開講。
メンタルケアカウンセラー講座は、臨床心理学の入門と位置づけ、初歩から学び本格的な臨床心理学を学ぶ土台としての知識を学べる。
文部科学省後援こころ検定4級、3級を学んだ後、メンタルケア心理士受講、受験前にメンタルケアカウンセラー講座を学ぶとスムーズに基礎心理学から臨床心理学入門~臨床心理学基礎へと学ぶことが可能なお勧め講座となっている。
メンタルケアカウンセラー資格取得は、メンタルケアカウンセラー講座修了をもって認定。

講座は教育指定校で開講しているので、その後、無理なくメンタルケア心理士受験へと進める。f:id:masaki6379:20200309211953j:plain

 

「効果的に人の心に迫る方法」

<目に見える所>

人の心は目に見える所に現れる。

目の前の相手の本音を、紐解くヒントは…

「相手がどう考えてるか分かればこの問題は解決出来るのに」「あの時、相手の心が分かっていれば」など、誰しも思った事があるだろう。

それは、人の心を知りたいと言う欲求として古今東西、色々な研究が重ねられた人類の命題だろう。

例えば、生年月日を使う占星術、心理学をベースにした性格テストや適正診断、血液型別性格診断など現代でも多くの人が、いわゆる「人の心を知る」為に試すというもの。

だがしかし、人の心は複雑、複合的、時々の状況により変わる。

<ポイント>

では、ポイントは何か…

「人の意識下の情報を見分ける」今、この時、目の前で話しいる相手は、話す内容以上に何かを伝えているもの。

視線や仕草、話し方にさり気無く入り発信され、本人も気付いてない事さえある。

だから、相手が伝えて来る事を注意深く受け止め、それを繰り返す事で人を見分ける、本質本音を掴みむと、相手と自分の関係を操れるようになる。

とはいえ簡単に行くものでは無く、何かを読み取るワザが必要だ。

<まとめ>

情報入手の注意点は、およそ3つ。

「様々なパーツに注意し、視線は相手全体へ」

「話しに適度な相槌をする」

「口元は固く結ばず上げ過ぎずに口角を上げる」

口癖や顔の表情、身振りや仕草、視線の特徴など、目の前の相手の全てが情報源だと心得る事。

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「TAゲシュタルト療法とは」

<TAゲシュタルト療法>

TA ゲシュタルト療法の手順について そのプロセスにおける留意点と特徴を上げて見る。

手順について4つのプロセスがある。

①問題の明確化と治療契約。

まず自分にどんな問題があるのかはっきりさせ具体的な形で述べる様に進める。

自分のどこを変えたいか 質問に簡潔に答える明確な契約を結ぶ。契約に基づく変化が大事で 原因を追求する契約はしない事。

②抵抗の処理。

療法初期に受け身 使役表現への注意促進をする。

主体的な言い直しで内界の葛藤に気付く様 援助して行く。

Aレベルで合意の契約を結び Cに対する報酬を含むのが最も良い。

③現在化(ラケット感情と早期決断)する。

この段階は問題を巡って患者がどんな交流パターン示すかを分析する。

人生早期のある場面を想起し「今ここ」の場で再体験してもらう。

④再決断と新たな解決法の実践。

この療法の最終段階 脚本の書き換えとなる。

早期の古い決断を放棄し患者に今の自分から新たな問題解決法を見つけ出してもらう。

<まとめ>

大事なのは昔を思い出し再体験すると同時に治療の場という現在にも気付けている事。

もし自分に強力な味方が居たらどんな援助をしてくれるだろうかと問うのも良い。

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「交流パターン分析について」

<交流パターン分析>

これは、2人の間のコミュニケーションを P A C の状態に基づく分析から明確にするもの。

P (parents) →親の自我状態。

A (adult)→大人の自我状態。

C (child)→子供の自我状態。

<分類>

全ての交流はa 相補的 b 交差的 c 裏面的 交流の3つに分類される。

aは交流ベクトルが平行するタイプで挨拶 情報交換 相互信頼関係など期待通りの交流。

bは意見対立 親子断絶などベクトルが交差する予想外からの反応。

cは例えば お世辞と皮肉など内心と裏腹な態度が出る顕在と潜在的な交流が同時に行われる複雑な関係。

患者を指導する際 次の3原則を学習理解し駆使してもらう。

①ベクトルが平行すれば その話題へのコミュニケーションは延々と続き②ベクトルが交差すれば逆に続かず中断する。③表面的なコミュニケーションのみに焦点を合わせていると相手の行動予測が難しい。裏面交流結果は潜在的レベルで決定される。人への対処の仕方を意識的に統御出来る様に学習するもの。

<まとめ>

さあ、あなたはどんなベクトルが出るのか…

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「構造分析と自我状態」

<構造分析における自我状態の性質について>

自我状態をPACに分け「3つの私」の性質を示す。

P →親の自我状態。育ててくれた人達の影響を受け取り入れた考えや行動。

CP NPの2つの面がある。

CPは父性的なPで、批判的強制的支配的な部分。

NPは母性的なPで、優しさ保護的支持的な部分。

A →大人の自我状態。知識経験から冷静に判断して行動するコンピュータの様な部分。

論理の法則に一致する状態「今ここで」の状態で合理的に思考と判断をする。

C →子供の自我状態。本能的な行動 子供の頃の感覚を残している部分。

FC ACの2つの面がある。

FCは自由なCで、性格の中で喜びに満ち溢れた最も美しい部分。

よく遊びよく笑い直観力や創造力も働く。

ACは順応したCで、自分を躾けようとする親に対し順応している姿。

控えめで自分を抑え我慢強いなど妥協する反面 反抗やすねたり恨んだりする部分がある。

<まとめ>

この自我の構造分析で、あなたはおよそどのタイプにより近いのか…

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「アセスメントの意義」

<Assessmentの意義>

クライエントや患者を多角的、多水準的にアセスメントする時、その意義を書いて見る。

これは4つの水準アセスメントを行う事に意義があるものとし、その人物の心理面 行動面について多水準のデータを整理分析し 更に生態システム論の視点から統合し記述される。

<4つの水準とアセスメント>

次の4つの水準とアセスメントの例を示してみる。

水準A→生活空間内での脈絡。

水準B→生活史上エピソード。

水準C→意識的な自己像。

水準D→私的象徴的なコミュニケーション。

例えば、ある中年男性は中小企業の管理職でスポチャンの熱心な会員である。

そして、この方は家では妻に従う恐妻家→水準A

両親の反対を押し切って結婚した→水準B

自分は妻と円満だと思うが、ストレス発散はスポチャンで汗をかく事だと密かに思っている→水準C

だけど、自分の事を更に知りたくて、受けてみたTATの反応は妻に対し敵意が著しいと分かる→水準D

<まとめ>

この様に、1人の被検者の人物像、パーソナリティを多角的、多水準的に見る事で的確で妥当性のある助言が可能になる。

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