<TAゲシュタルト療法>
TA ゲシュタルト療法の手順について そのプロセスにおける留意点と特徴を上げて見る。
手順について4つのプロセスがある。
①問題の明確化と治療契約。
まず自分にどんな問題があるのかはっきりさせ具体的な形で述べる様に進める。
自分のどこを変えたいか 質問に簡潔に答える明確な契約を結ぶ。契約に基づく変化が大事で 原因を追求する契約はしない事。
②抵抗の処理。
療法初期に受け身 使役表現への注意促進をする。
主体的な言い直しで内界の葛藤に気付く様 援助して行く。
Aレベルで合意の契約を結び Cに対する報酬を含むのが最も良い。
③現在化(ラケット感情と早期決断)する。
この段階は問題を巡って患者がどんな交流パターン示すかを分析する。
人生早期のある場面を想起し「今ここ」の場で再体験してもらう。
④再決断と新たな解決法の実践。
この療法の最終段階 脚本の書き換えとなる。
早期の古い決断を放棄し患者に今の自分から新たな問題解決法を見つけ出してもらう。
<まとめ>
大事なのは昔を思い出し再体験すると同時に治療の場という現在にも気付けている事。
もし自分に強力な味方が居たらどんな援助をしてくれるだろうかと問うのも良い。