<Assessmentの意義>
クライエントや患者を多角的、多水準的にアセスメントする時、その意義を書いて見る。
これは4つの水準アセスメントを行う事に意義があるものとし、その人物の心理面 行動面について多水準のデータを整理分析し 更に生態システム論の視点から統合し記述される。
<4つの水準とアセスメント>
次の4つの水準とアセスメントの例を示してみる。
水準A→生活空間内での脈絡。
水準B→生活史上エピソード。
水準C→意識的な自己像。
水準D→私的象徴的なコミュニケーション。
例えば、ある中年男性は中小企業の管理職でスポチャンの熱心な会員である。
そして、この方は家では妻に従う恐妻家→水準A
両親の反対を押し切って結婚した→水準B
自分は妻と円満だと思うが、ストレス発散はスポチャンで汗をかく事だと密かに思っている→水準C
だけど、自分の事を更に知りたくて、受けてみたTATの反応は妻に対し敵意が著しいと分かる→水準D
<まとめ>
この様に、1人の被検者の人物像、パーソナリティを多角的、多水準的に見る事で的確で妥当性のある助言が可能になる。