<25の心理20〜25>
21.「私達は記憶を復元している」とは?
私達は記憶を手繰り寄せる時、頭の中で上映されるミニ映画の様に感じる為、パソコンのハードHDに保存されたビデオと同じ様に、記憶は頭の中に小さなファイルとして蓄えるものと考えがち。
しかし、そうではないという。
自分が5年生だった時の学級の事を思い出すたびに、頭が記憶を復元している。
つまり、ひとつの記憶であっても、別々の時だと、思い出すそれは、同じものではないという事だ。
実際、時間と共に記憶は変化し、互いに影響し合う事がある。
22. 「決断は直観で潜在意識下でやっている」
日々の決断のほとんどは実際は無意識下で行われていることが研究で分かっている。
私達の脳には、1100万以上ものデータが絶えず入ってくる。
それを1つ1つ意識的に振るいに掛ける事は出来ない、潜在意識が“経験則”に従って振るい分けを助けているのだ。
実際、この仕組みが行われている事が研究でわかっている。
自分は慎重に調整し、考え抜いたあげく決断を下していると思いたがるがそうでは無い様だ。
23. 「斜め上からの視点で物を思い描く」
円を描いている途中でストップをかけると、確実に上から見た図になる。
この様な経験は無いだろうか…
人にグラス(コップ)の絵を描いてと頼むと、殆どの人は左から見たアングルで描く。
私達の脳は、自然とこの様な形で物を思い描くようになっている。
24. 「7プラスマイナス2」とは?
7プラスマイナス2というルールがある。
心理学的には、人が短期記憶に一度にストックしておける情報の単位(チャンク)は5から9個だけだといわれている。
だがしかし、1つのチャンクの中には幾つかの関連データが含まれている。
例えば、電話番号を考えてみる…
国コード、市外局番、そして1つか2つ以上の数字のセットが1つの塊になり、全体では14桁もの数字が並ぶ場合がある。
でもそれはたいてい、幾つかのチャンクに分類されており、私達の短期記憶の範囲内に上手く収まる。
従って覚える事が出来てしまう。
25. 「長い文章より短い文章を好むが、長い文章のほうが短い文章より速く読む事が出来る」
人はコラムのような短い文章のほうが速く読めると信じているのだ。
比較的短いコラムの中に収められた文章の方が読み易いだろう。
それはそうなのかもしれないが、実際はページ全体に渡る長い文章の方が読む速度は速くなる。
だがそれは、見た目には短い文章の方が好きだからというだけなのであって、これは面白い現象だ。
【まとめ】
以上が25の心理的な現象の簡単な解説。
私は、そんな型にはまらないタイプだと自負しているが、この25個の心理から、もしかしたら自分又は貴方の新しいパーソナリティが発見があるかも知れない。
人間という生き物の心理をかなり的確に言い当てているなと私は思う。