<人の手をペロペロする心理>
猫の「舐める」にまつわる謎3選。
猫が人を舐めるのは「親愛の気持ち」から。
舐めることで「好きだよ」と気持ちを伝えているという説が有力。
他に、撫でて欲しい時や早く起きて欲しい時など、何らかのおねだりを要求していたり、自分のニオイを飼い主さんに付けて「自分のものだ」と安心しようとしている場合もある。
<ほかの猫を舐める時>
これも愛情表現なのか…
ほかの猫を舐めるのは、人を舐めるのと同様、親愛の気持ちから。
自分のニオイを相手に付けたり、ニオイを交換して信頼関係を築いている。
つまり多くは、母親と子猫やきょうだい猫、仲のよい猫同士にしか見られない。
母猫や成猫が子猫を舐める場合は、お世話の意味もある。
<舐めているとケンカ?>
猫は気持ちの切り替えが早い動物なので、同じ動作を続けるうちにイライラする習性がある。
嫌いになるというよりは、八つ当たりして舐めているうちにケンカになることがある。
他には、折角撫でてあげたところをペロペロ舐めたりする時がある。
これは、嫌がっているのかと思いきや撫でている時に猫が気持ちよさそうにしていたなら、そのあとの毛の乱れが気になった可能性が高い。
<グルーミング>
綺麗好きな猫は、人の目ではわからない毛の乱れでも違和感を覚えることがあり、舌をブラシ代わりにして整えている。
猫の毛づくろいには、次の4つのメリットがある。
①血行が促進され、健康になる。
舐めることが毛根や皮膚への刺激になり、血行がよくなるなど、マッサージのような効果がある。
②気持ちが紛れて安心できる。
失敗したときなどに「転位行動」として、焦る気持ちを毛づくろいに置き換えて気持ちを落ち着かせることがある。
③体温の上昇や低下を調節できる。
毛にフワッと空気を含ませて断熱効果を高めたり、毛に付けた唾液の気化熱を利用して体を冷やすことも出来る。
④ビタミン補給できる。
一説では、被毛に日光が当たって出来るビタミンDを舐めることで摂取できるといわれている。
<まとめ>
愛猫が飼い主さんのことを舐めてきたら、それは親愛の気持ち。
舐めてくれるのを見るたびに嬉しくなってしまう事さえあるだろう。
【茶トラ猫】動画 https://youtu.be/31sral3nAUg