<3つのモデル>
これは、「心理測定論」「 心理力動論」「 生態システム論」という3つの臨床心理アセスメントモデルがある。
<心理測定モデル>
実験心理学の伝統に従って計量的な分析を重視する取り組み方を特徴とする。
心理テストの良否は客観的で信頼性と妥当性が高い事だという考え方。
<心理力動論モデル>
精神分析のパーソナリティ理論に基づくもので 心の内面に見られる葛藤などの力動性を重視する。投影法の普及につれて被検者個人の独自的な葛藤や対人的な関わりに見られる特殊性の解明で具体的な援助指針が得られ易いという考え方。
<生態システム論モデル>
特定の心理テストが準拠する理論と違い むしろ個体としての人間を統合的にアセスメントする場合の基本的姿勢を示すものをいう。生態系の中の人間の生存と福祉を目標とし心や行動面に問題を持つ個人や集団が関われる脈絡を多面的 多水準的に把握しようとする考え方。
<まとめ>
以上 この3つのモデルについて、これらは、臨床心理アセスメントを支える基礎理論である。