人間の心理

心理学から紐解く人の心理

「あってはならないこと」

<車両認証めぐる不正>

集団心理を大きく揺さぶる大事件。

トヨタ社員らも絶句。
トヨタ自動車の本社は、愛知県豊田市にある。
国土交通省トヨタ自動車などによる車両認証の不正を発表した3日午後、愛知県豊田市内の同社工場では、交代制の勤務を終えた大勢の社員らが通常と変わらない様子で帰路についていた。

30代の男性社員は「ダイハツであったので、他でもあるかも知れないと思っていましたが、トヨタでもか」と絶句。

<お客様に迷惑をかけない様に願う>

今回の不正について現段階で社内で説明は無かったといい「とにかくお客さんに迷惑がかからないようにして欲しい」と述べた。

生産現場で働く40代の男性社員は「日ごろから点検漏れなどはないように厳しく言われているので、今回の件は何とも言いようがない」と肩を落とした。

60代の男性社員は「あってはならないこと。自分たちがやるべきことをやっていれば起こりえない。

他社で起こった時でも、自分事として捉えて、自分たちのやるべきことをもう一度見つめ直さないといけなかったのではないかと思う」とうつむいた。

<問題の根深さ>

ごく一部のメーカーが不正を働いていたのではなく、殆どの国内メーカーで大小様々な事案が発生していたという事実が、この問題の根深さを感じる。

不正はあってはならないという大前提がある上で、試験を請け負う課に所属している部署の皆さんに、内外から様々なプレッシャーがかかっていたことは容易に想像がつく。

まずはそういった環境の改善こそ、消費者として各メーカーにお願いしたい。

<反省の余地を疑う心理>
トヨタのジャストインタイムは、必要な時にすぐに仕入れて在庫を持たないから利益率が高いと言ってたけど、実際は在庫を持たない分のリスクは、下請けが急な注文に応じられる様にトヨタのリスクまで負わなければならない。
三方よしでは無く、取引先の利益を搾取している形になっていたのは気になっていた。
今回を機にちょっと反省した方が良い。
小さな事でもあれこれ問題が出ている日本自動車界だが、確かに細かい所まで不正を見つけ出す事で事故にならない様に調べるのは良いことである。

日本だけだなく多少はこれでいいかと思ってやっているのはあるだろう。

<我が国の特徴は>
日本のモノづくりは厳しい検査によって良いものを生み出してきた過去があり、それが世界に認められてきたのである、
なので小さな穴は小さいうちに直す事で問題を最小限に抑えるので、これからもそう言った日本は厳しいんだと思ってもらえるものづくりをこれからも続けてほしいと思う。
不正や不祥事が発生する原因は、話しにくい関係性になっていることが大半です。コンプライアンスは、モラルを持った人達の集まりではないと、機能しない。

<まとめ>

利益が上がれば、何をやってもいいんだと考えていれば、それが発覚した時に、今まできずいてきた信頼性はないまたたく間に地に落ち、いくら、優良企業であったとしても、人としてやってはいけない事をやってしまったら、企業として存在が許されないことを知るべきで、反省して模範となるトヨタであってほしいと思う。

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